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研究の進め方を調べてみる

先日Xを見ていたら、落合さんより下記のような指摘がありました。

しかし皆のDeepResearchの使い方を見ているとPhD教育の必要性を感じるので教育機関としての大学重要だと思った. 研究したことないと研究ツールがあっても研究しない.

DeepResearchというのは2025年2月上旬にOpenAIがリリースした深層検索機能のこと、現在はProプラン(月3万円くらい)のみで利用可能。

個人的に大学院に進んでいないこともあり、初心にかえりつつ生成AIに聞いてみることにしました。


生成AIへの問いあわせ

生成AIへの問い合わせは下記。

皆のDeepResearchの使い方を見ているとPhD 教育の必要性を感じるので教育機関としての大学重要だと思った.研究したことないと研究ツールがあっても研究しない。という意見があります。研究の仕方をできるだけわかりやすくステップに分けて解説して

PhD教育が重要なのは、研究の進め方を体系的に学ぶ機会を提供するからですが、独学でも研究を進めることは可能です。そのため、初心者でも理解しやすいように、具体的な流れを説明します。

とのこと。

ステップの流れは下記。

  1. 問題を特定する(リサーチクエスチョンの設定)

  2. 先行研究を調査する(文献レビュー)

  3. 研究方法を決める

  4. データを収集する

  5. データを分析する

  6. 結果を解釈し、考察する

  7. 研究成果を発表する(論文・プレゼン)

Xでの投稿は文字制限の制約や、リアルタイム性を求められる事もあってか、「使ってみた」という実体験に偏りがちです。

研究手法に合わせて考えてみれば、先行研究の調査、これまでにできていこと、できていなかったことの切り分け、問題の特定などが不足しているように思えます。

下記は具体的な研究ステップになります。(生成AIにより作成)

1. 問題を特定する(リサーチクエスチョンの設定)

目的: 何を解明したいのかを明確にする。
方法:

  • 興味のある分野で「未解決の課題」「新しい視点が必要なテーマ」を探す。

  • 既存の研究(論文、書籍、ニュース)を確認し、問題点を特定する。

  • 「なぜ?」「どうして?」を繰り返して深掘りする。

例:
✗ 悪い例:「AIは便利か?」 → ざっくりしすぎ
✓ 良い例:「LLM(大規模言語モデル)は、初心者のプログラミング学習をどのように支援できるか?」

2. 先行研究を調査する(文献レビュー)

目的: すでにどのような研究があるのかを把握し、自分の研究の位置づけを明確にする。
方法:

  • Google ScholarDeepResearcharXiv、**論文データベース(Springer, IEEE Xplore, JSTOR など)**を活用する。

  • 調べるキーワードを適切に設定する(例:「LLM」「プログラミング教育」「学習効果」)。

  • 先行研究の「課題」や「今後の研究の方向性」に注目する。

例:

  • 過去の研究で「AIがプログラミング初心者のコード補完を助ける」ことはわかっているが、
    → 「初心者の理解力がどのように向上するか?」は十分に調査されていない。

3. 研究方法を決める

目的: どのようにデータを収集・分析するかを決定する。
研究のタイプ:

  • 定量的研究(数値データを扱う)

    • 例: アンケート調査、実験データ分析、機械学習モデルの評価

  • 定性的研究(テキスト・インタビューなどを扱う)

    • 例: ユーザーインタビュー、ケーススタディ、観察研究

  • 混合研究(定量+定性)

    • 例: プログラミング学習者に対するアンケート(定量)とインタビュー(定性)を組み合わせる

例:

  • ChatGPTを使ったプログラミング学習の影響を調査するために、

    • 定量分析: 50人の初心者に使ってもらい、コードの正確性を評価する。

    • 定性分析: 使用者にインタビューし、「学習体験の変化」を調査する。

4. データを収集する

目的: 研究の仮説を検証するためのデータを集める。
方法:

  • アンケート: Googleフォーム、SurveyMonkeyを使う

  • 実験: ユーザーに特定の課題を解かせ、データを記録

  • ログデータ: アプリやシステムの使用履歴を分析

  • 文献分析: 既存のデータセットや論文の統計データを活用

例:

  • AIアシスタントを使ったグループAと、使わないグループBで、
    → コーディング課題の正解率を比較する(実験データ)。

5. データを分析する

目的: 集めたデータからパターンや傾向を見つけ、仮説を検証する。
方法:

  • 定量分析:

    • Excel、Python(pandas, scipy, sklearn)、R(ggplot, tidyverse)を使う

    • 平均値・中央値・標準偏差の比較、相関分析、回帰分析

  • 定性分析:

    • インタビューの音声を書き起こし、共通する意見をグループ化

    • テーマ別に整理(例:「AIの説明がわかりやすい」「誤回答があると混乱する」)

例:

  • AIアシスタントを使ったグループAの方が、

    • 平均正解率が30%高い(定量分析)。

    • 「自己学習が進めやすかった」との声が多い(定性分析)。

6. 結果を解釈し、考察する

目的: 分析結果の意味を深掘りし、「なぜそうなったのか?」を説明する。
方法:

  • 予想通りの結果か?違う場合、何が原因か?

  • 先行研究と比較し、同じ結論か?違いは?

  • 結果の限界(制約)を考慮する(例: サンプル数が少ない、特定の層に偏っている)

例:

  • AIアシスタントを使うと、初心者のコーディング精度が向上。

  • しかし、「間違ったコードを自信満々に提出するケース」も増えた(→ 新たな課題)。

7. 研究成果を発表する(論文・プレゼン)

目的: 研究結果を他の人と共有し、フィードバックを受ける。
方法:

  • 論文の書き方(IMRaD構造)

    1. Introduction(序論) → 研究の目的・背景

    2. Methods(方法) → データ収集・分析方法

    3. Results(結果) → 実験結果・統計データ

    4. Discussion(考察) → 結果の解釈・今後の課題

    5. Conclusion(結論) → まとめ・次のステップ

  • 発表方法:

    • 学会・カンファレンス: スライドを使った口頭発表

    • ブログ・Medium: 一般向けにわかりやすく公開

    • 企業内レポート: 社内研究の成果をまとめる

例:

  • 「LLMを活用したプログラミング学習の影響」を論文にまとめ、学会で発表する。

  • ブログ記事やYouTube動画で、一般向けに研究内容を解説する。

まとめ

研究は「情報収集 → 実験・調査 → 分析 → 発表」という流れで進めると、初心者でも体系的に取り組めます。DeepResearchのようなツールを活用することで、文献調査が効率的になり、研究の質が向上します。PhD教育は体系的な指導が受けられる点で有益ですが、独学でも十分に研究を進めることが可能です。

「研究する力」は問題を論理的に解決するスキルなので、日常や仕事にも応用できます。まずは小さなテーマで、実際に研究を進めてみるのがオススメです!

文献調査が何より必要ですね、生成AIを活用しつつもっと論文を読み込んでいこう。


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