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何はともあれ本棚が

本棚が欲しくって欲しくって、欲しいと思い始めてからもう二年は経ってしまった。今現在君臨しているのは写真の通りごちゃごちゃで(ごちゃごちゃもとても好きなのだけれど、無秩序と秩序のバランス感)本棚というよりは活字置き場てな状態。
人の本棚を覗くのが好き、どんな本が入っているのかでどんな人なのかがわかるような気がする。しかしそれに留まらず、本棚それ自体が好きになってしまった。自分の好みの本棚を探しているうちに、こだわりは強くなってしまって更に見つからない。
さて私はどんな本棚が良くて、逆にどんな本棚は嫌なのか。

こだわり1
奥が深くないやつ
我が部屋に現存する本棚は本棚というよりただのカラーボックスを幾つか組み合わせただけで、それゆえ奥深なのであり、二列にせざるを得ないわけで、奥にある本は背表紙が見えません。それかもう嫌で嫌で、ほんとに嫌。なので薄型でその分広くてぜんぶの背表紙が見えるようなやつが良い。

こだわり2
暗めの色のやつ
本棚といえばやっぱり木目で、同じ木目でもベージュに近いものと黒に近いものとがありますわね。やっぱ明るい色はちょっとなんか、違うのではねーのかと思いますので、ダークブラウンみたいな色の濃いやつが良し。

こだわり3
文庫本、ハードカバー、雑誌など様々サイズが入るやつ
文庫本のみを収集するとかいうのはやっぱし無理な話で、ハードカバーでも欲しいと思ったらそれは欲しい訳ですわな。買います。しかも文庫本に限っても出版社ごとにサイズは違いますし、(幻冬舎なんかは縦長で横短)本棚に収める本のサイズはいろいろありますので、下段が高さ大きめ、上段が文庫本の高さ、みたいに種々のサイズが入るやつがよろしい。

こだわり4
台形になってるやつ
台形と呼んでも差し支えないのだろうか、あの形状。横から見た時、もちろん上底下底は平行で、脚の片方は底辺に垂直、もう一方は角度がついているやつかいい。下になるにつれ深さが増すというような形状のもの。しかし前述の通り下の方か深くなりすぎて二列にしないと収まりが良くないというのはやめて頂きたい。

こだわり5
脚ついてるやつ
脚付きの本棚ってめちゃめちゃかっこいいんですよ。地面に接していないことで一種の特別感と言うんですかね、やっぱりなんかが違うわけでございます。しかしこれ、大抵はちっさいんですわ。流石に大きく重いものを脚で支えるというのは無理があるのか、だいたい3.4段で幅も60センチぐらいのが多いですね。となるとあんまりにも入り切らないし、こだわり3とも相性が良くない。これは諦めるべきやも知れぬ。

逆にこんなのはやだなと思うものたち
あくまで私の意見ですのでね。

これは違うわ1
扉付きのやつ
扉付きだと埃もたまらないし、それなりにメリットはあるかとは思いますが、どうにもそれは違います。だって、扉があると、本を手に取りたい時扉をあけなければならないでは無いですか。たったそれだけですが、これは非常にでかいひと手間であり、ひとつの行為のためにひとつ手間が増えるというのは一大事件なので、扉はいらん。

これは違うわ2
オープンラック
両脇に板がなくて、4本の支柱と棚板だけという作りのものがありますね。これはちょっと、横から落ちちゃいそうだし、なんと言っても収めている感が無い!置いているだけじゃんとなってしまうのでこれは無し。

これは違うわ3
ディスプレイラック
棚差しのものに被せるようにして本を平置きにディスプレイできるという便利てお洒落なもんが出回っております。でもなんかこう、わざとらしくて嫌。

これは違うわ4
引き出しつきのやつ
引き出し、要らなくね?私としては本棚は本を収めたいものなので他のものはやっぱり邪魔。


さあこだわりは様々ありますが、結局なんだかんだで安くて沢山入るやつに落ち着くのかもしれません。しかし本棚を探している時間というのは楽しくて、どれにしようかねえとワクワクしているわけでありますので、手に入れてしまうとそれが消えうせてしまうわけで、出来ることならずっと探していたい。でも手に入れないことを前提に物を探すことなどは不可能なのです。

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