付着.29 未来を想像して。凹凸パズルを探す旅へ。
今回は「へ」だ。
漢字の中には、これ本当に文字!?というものが存在しているが、外国語、アルファベットや漢字もみる人から見れば全てが記号と変わらないものである。
そんな記号達を上手に使い分け、ネットやメール、現代の文章はアートに近いものになっている気がする。
そこで、今日のテーマは「へこむ」である。
予測変換すればへこむの漢字?は凹む。だ。もう記号にしか見えないが、漢字なのだろう。しかし、送り仮名が付いていることを考えると凹⬅️こいつの名前は「へこ」である。可愛らしい名前ではないか。
アルファベットのwも「笑い」という意味を持たされ、今では平気で漢字の(笑)の代用品として使われるようになった。凹もこのように、「ありがとうございました凹凹」(へこへこ頭を下げる)的な使い道が出てきてもおかしくはない。
それどころかwからまた漢字に戻り、今では草と表現されることもある。wwwが並ぶと草が生えたように見えるからと言うが、それなら芝の方がしっくりくるのだが、まぁ最初に草と表現した人はかなりアートな視点で文字を見ているのだとわかる。
このように、漢字が記号になり、記号が漢字になりどんどんと文章が入り乱れてくると、そのうち日本語表記ではない新たな表現が生まれてもおかしくないだろう。
思い付く範囲で書いてみるとこんな感じだ。
「休@○y~⬆️氏凸♯出芝」
この暗号を分解していくと下記のようになる。
「休み明けの月曜から上司鬼怒でwww」
詳しい解説はこうだ。休はそのまま、@はTwitterなどでユーザー名が後ろに付くので休みの後という意味となる。○は月の表現であり、yは曜日の略だ。~はそのまま、⬆️氏は上司のことで、凸は鬼の角を表している。怒りはよく血管のマークで表現されているので♯は怒る。出はそのままだが「出たよ。」という気持ちも含んでおり、芝は俺なりの草である。
ここまでくると、もう記号なんだか漢字なんだかよくわからないが、友人同士やネットでは暗号文が使われてもなんらおかしくない時代なのだ。
しかし、こんなものがLINEのトーク履歴に溢れていることを想像するとかなり凹む。目が慣れれば何てことのない言語として使われるのだろうが、改革は是非ともゆっくり行って欲しいものである。頭が付いていかないうえに、いちいち「草 意味」的な質問をGoogle先生に聞かなくてはならない。非常に面倒だ。
とはいえ、時代はこれからもっとアートなものになっていくと推測される。波に乗り遅れないように、日頃から美術鑑賞などを怠らず、己の中にアートな視点を取り入れて行きたいとは思う。単純に、楽しそうではないか。
コロナ騒動が落ち着いたら、美術館、水族館、博物館。ゆっくりとひとり旅に出たい。
そこで、自分の心の凹みにぴったりハマる凸に出逢えたら最高だ。
先日、コロナ落ち着いたら何します?という質問をされて改めて考えてみたのだが、なかなか楽しい問答の時間だった。
心が楽しくなる未来を想像して、明日もいい日にしてください。凹凹
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