考える大人を増やそう
土曜夜
今度、手づかみ離乳食の本を出版される田角先生のお話をオンラインで聞かせて頂きました。
日頃お世話になっているBLWのサロンメンバーの方々を中心に、
夜なのに200人以上の方が先生の講演を聞いていて、
子供達の食に対する大人の本気を感じました。
(BLWはbabyledwearningの略。赤ちゃん主導の離乳という意味だけど、詳しくはまた別投稿で。)
何ヶ月になったらこれくらいの硬さで、
何グラムを何回に分けてとか、
スプーンで
ストローで...
キリがないほど、日本の離乳食は事細かい。
でも、皆がよく目にするであろう離乳食の進め方みたいな表には、
それらはあくまで"目安"と書かれているはずです。
子供の発達は様々だから、
あくまでこれは目安であって、
その子に応じて離乳食を進めてね。
というのが作成側の意図だけど、
受け取る側としては、
○回、○時、○g
といった数字ばかりに目がいって、
いつしかそれ通りにしなきゃいけないと思ってしまう。
そこに落とし穴があるよね、と先生はおっしゃっていました。
ホントにそう。
先生の話を聞いたあと、
旦那と2人でワインあけながら、
夜な夜ないろんな話をしました。
青野家はこういう時間が昔からあって、
ほとんどはキャンプの夜にまったり話す事が多いけど、
仕事のことに限らず、
自分の今思ってること、
なんやかんや、
彼とは永遠と話していられる。
単身赴任中で離れているからこそ、
今は相手もいろんな人と出会い、
発見、成長してるから、
こうして話す時間は私にとってもいろんな気づきがあって面白い。
その中で腑におちたのが、
"目安"があるのが悪いわけではなく、
"考えなくなっている"状態が良くないんだね、ということ。
初めての育児で、
おばぁちゃん世代の育児を近くに感じることの少ない今の人たちにしたら、
"目安"は正解だし、
それがあるからある程度始められる事があるんだと思う。
だから目安はあってもいいんだけど、
考える事が少なくなると、
うまくいかなくなった時、
誰かのせいにしたくなっちゃうんだよね。
この本にはこう書いてあったのに
この人はこう言ったのに
そうやってグチグチ言ってる時間は、
実はとてももったいない。
体重の増加もそう。
成長曲線はあくまでも目安で、
本当に元気なのかどうかは、
ママ達がいつも見ている感覚の方がよっぽど確かだったりするし、
トイトレもそう、
何時間排尿感覚があくようになったら始めどき、とかさ。
え、じゃぁうちの子いつになったらオムツ外すの?!ってなるじゃん。
私の場合は、結婚式がそうだった。
と、
旦那と話してたら色々思い出した笑
いわゆる披露宴、みたいな形式がどうも好きじゃなくて、
なぜ主役が来た人たちとゆっくり話せないのか、
なぜ自由に席を動けないのか、
謎だらけだった。
(だから我が家はアウトドアウエディングというスタイルをとったんだけど、
それは長くなるのでまた別投稿で)
世の中決められたことがすべて正しいわけじゃない。
大多数のしていることが正しいわけでもないよ。
周りからしたら、え?!
って思われることも、
あなたが良いと思って、子供もニコニコ気持ちよさそうにしていたら、
それはきっと最高の◎だと思う。
私は伝える立場として、
講座ではなるべく偏らないようにと思ってお話をしています。
それでもやっぱり、
"自分の好き"を出しすぎる時もあるから、
そんな時はどうか、
あぁ〜青野さんはこういう考えなんだ、と聞き流して下さいw
私の意見に染まるのではなく、
いろんな事を聞いた上で、考えて選択していくことを、
皆にしてほしいなぁと。
何のための離乳食なのか、
その根っこをギュッともった大人達を、私は増やしたいです。
考える大人を増やそう。
そのための、まずは宣言。
食のことはおいおいゆっくり書いて行こう〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?