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町内会のあとしまつ 2

久々のnote。
ご無沙汰しています、元気です。

昨年3月に町内会(自治会)について記事を書きました。

あの会合から1年が過ぎようとしています。
今日は、地域の集会所の補修工事があり、その立ち会いをしています。
横で仕事をしていようかと思ったのですが、年度末も迫ってお役御免も近いので、この1年の町内会絡みの出来事を振り返りながら、つらつらと書いてみます。

町内会の役員だけかと思ったら、町内会の上部組織みたいなものとして、いくつかの町内会がまとまった「地域振興協議会」というものがあり、
その役員を兼務する仕組みにもなっています。
そのため、なんだかわからないけど「ナントカ副部長」「ナントカ部員」みたいな肩書がつきました。他の役員の皆さんはたくさん兼務なさっているので、これが普通なのかもしれませんが、
自分としては、こんなに何かの役に就いたのは人生で初めてです。

町内会では月1回の定例会の他、清掃やら交流事業やら大小さまざまなイベントがあります。
さらに、地域でも3カ月に1回くらい何かの会合があり、そのための準備の会議があり……。そうして夜や週末に集まって会議をしたり、イベント運営のスタッフをしたりして過ごしました。

今は年度末の「総会」に向けて、事業の報告書を作る担当になっています。概ね前年通りではあるものの、細かい修正や改変があり、夜な夜な文章チェックをしたりしています。(これももうすぐ終わりです。ヤッター!)

振り返ると、結構な時間を割かれていて、もし私が別の仕事をしていて、
今のように調整がきかなければ、役割を果たすのはすごく難しかっただろうなと思います。

大変といえば大変で、休みの日に出かけたりして、妻や子どもたちに不便をかけたこともありました。
しかし、何も知らずに暮らしていれば気づかなかったことがたくさんあったし、知り合うことのなかった地域の人々とつながれたという点で、社会関係資本も広がってとても良い経験になったとも思います。

この町の平和と繁栄は、こうした地域の皆さんが支えているんだな――そんな感じです。

町が清潔なのは、町の皆で順番にきれいにしているからです。
町が安全なのは、町の人々が声を掛け合って、不審者や危険な箇所に目を配っているからです。
町が明るいのは、町のみんなが「おはよう」「こんにちは」と言える関係ができているからです。

あなたの町はきれいですか?
あなたの町は安全ですか?
あなたの町は明るいですか?

去年の3月、高齢化と人口減少の現実を目の前にして絶望していましたが、地域の人たちとこうして関わりを持ってみて、
「町内会は無くしちゃいけないな」と思うに至りました。

大変だし、面倒だし、「なんで俺がやんなきゃなんないんだよ」と思うこともあったけれど、人が減っても、歳をとっても、自分の住む町を良い町にしていたい。

世界はそれを地元愛と呼ぶん……かもしれない。

「地域に貢献したい」「地元に恩返しをしたい」そういう思いのある若い人たちには、ぜひ町内会、自治会に参加して、日々の暮らしを良くするために、一緒に活動してほしいと思います。

そんな心境で年度末を迎えています。

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アオジンジヤー/佐藤大輔
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