2020年にやられたもの(音楽編) 2020年12月28日の日記


2020年の音楽を振り返るやつです。今年の邦楽シーンもめちゃくちゃ楽しかったですね。いろいろあってあまりライブができなくなったがゆえに色々な方向性に枝が伸びていったような印象があります。めちゃくちゃな数を選びそうになりましたが、なんとか絞りに絞って25曲に留めました。見れば見るほどすごいラインナップだな。裏紅白歌合戦はこれでやってくれ。


さすがに一つ一つ紹介はできないので一覧で。書き忘れていましたが今年は2020年リリースのものだけに絞りました。19年以前にリリースされたものはかなり好きだったものでも今回は選外にしています。それはまた別の機会に。


2020年の25曲


大東京万博 / Tempalay
トキワハゼ / FEEDWIT
白 / レルエ
ハロー / 時速36km
22/ Hakubi
東京 / GEZAN
PINK / BREIMEN
summer hole / tiny yawn
チューリップ / indigo la End
虹の端(Rearrange) / odol
小さなことをひとつ / odol
新世界望遠圧縮 / PK shampoo
シー・チェンジ / 長谷川白紙
火傷に雨 / 君島大空
縫層 / 君島大空
世界はファンシー / UNISON SQUARE GARDEN
宇宙船六畳間号 / LAMP IN TERREN
aLaLe / NEE
愛す / クリープハイプ
Like I Like It / ZOMOZ
よわいにく / ぷにぷに電機,oriik internet
Heaven / 崎山蒼志
まほろば / CRYAMY
オレンジフィルムカーテン / GLASGOW
yawn / tiny yawn


Spotifyにあるものだけでもプレイリストにしておきますのでよかったら聞いてみてくださいね。

印象深かった25曲の中でも重ねて印象深かったものを挙げていこうと思います。


まずはTempalayの『大東京万博』。明らかに2020年の東京で開催される(はずだった)祭典をモチーフにした楽曲になっているのだけど、Tempalayらしいサイケデリックが利いていることでとんでもないインパクトの楽曲になっている。リリースは2月であり、制作時には恐らく疫病騒ぎがこんなことになるだなんて予想だにしていなかったのだと思うけれど、あまりにパワーのある作品というのは勝手に時代が足並みをそろえてくるものだとも言うし、そういう迫力のある一曲。PVも最高。


odolの『虹の端』が大胆にリアレンジされたのも2020年。2017年リリースの原曲のミニマムさというか、すぐとなりにいる人間と歩調を合わせるような感じというか、それも好きだったのだけど、リアレンジのスケールもすごく好き。ピアノの単音とコーラスの分厚さが上手く対比になっている。原曲と変わらず声をかけられている相手は「いま一人だと思っている人間」のように思えるのだけど、メッセージを歌う側の主語が重層的になって、聞き手すらもこの楽曲の主語に取り込まれるような印象を受けました。2020年に聞けてよかったなと思えるような一曲。


GLASGOWの新譜『twilight films』の収録曲はCD限定のものも含めて総じて良かったのですが、特に『オレンジフィルムカーテン』のメロディーのよさには度肝を抜かれた。正直同バンドの『youth』があまりに良曲すぎて新しく楽曲を作るの大変だろうなぁと思っていたのですが、また本当に素敵な一曲を作ってくれたのでさらに好きになりました。ライブにいきたい。


最後どうやって締めくくろうかと考えたのですが、今年いちばん人に聞いてほしい楽曲を挙げて終わりにしようと思います。tiny yawnの『yawn』です。ぜひ聞いてみてください。2021年の音楽が素敵なものになりますように。

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