ノルディック複合男子W杯 ルカ大会 Jスポーツ&YouTube観戦
いつもスキージャンプを取り上げているこのnoteですが、今回は初めてノルディック複合を取り上げます。
ノルディック複合とは、瞬発力のスキージャンプと持久力のクロスカントリースキーの成績を組み合わせて争う競技です。
ノルディック複合のスキージャンプは日本時間夕方から、クロスカントリーは日本時間夜から始まることが多く、夜更かししなくても観られるウインタースポーツの1つです。ただ、日本で観られる試合が少ないのが残念なところですが⋯
Jスポーツに競技の詳しい解説ありますので、こちらからどうぞ。
金曜日 コンパクト 7.5キロ
ジャンプによるタイム差が少ないコンパクトはクロスカントリーが強い選手が優位です。この日はここ数年最強選手のノルウェーのリーベルがジャンプでトップ。
クロスカントリーでは上位陣が小集団になりましたが、スパートでリーベルが前に出て勝利。強さを見せつけました。
日本勢は山崎がW杯デビュー、畔上が嬉しい初ポイント獲得。そして山本がポイント獲得。
#ノルディック複合 W杯男子個人第1戦@ルカ🇫🇮2024.11.29
— 江連能弘/Yoshihiro Ezure (@ezurey) November 29, 2024
1リーベル🇳🇴通算74勝目
2ガイガー🇩🇪
3シュミット🇩🇪
4へロラ🇫🇮
5ランパルター🇦🇹
6グローバク🇳🇴
7ファイスト🇩🇪
29 #山本涼太🇯🇵
39 #畔上祥吾🇯🇵
43 #渡部善斗🇯🇵
48 #谷地宙🇯🇵
56 #山崎叶太郎🇯🇵#渡部暁斗🇯🇵欠場https://t.co/rUrgCrJJcK https://t.co/WvsZ0nVIvf
土曜日 グンダーゼン 10キロ
グンダーゼンは昔からあり、先にジャンプをして、その成績によるタイム差を付けてクロスカントリーをスタートする、見慣れた方法です。
この日は走力が非常に高いドイツのリュゼックが会心のジャンプを決め、リーベルを突き放すと、後半は独走。そしてシュミット、ガイガーも続きドイツが表彰台を独占。チームとしてジャンプとクロスカントリーの強さを存分に発揮しました。
しかし、オーストリアの実力者ランパルターがジャンプで横風に煽られ危ない場面もありました。
日本勢は山本と、谷地、渡部善がポイント獲得。
#ノルディック複合 W杯男子個人第2戦@ルカ🇫🇮2024.11.30
— 江連能弘/Yoshihiro Ezure (@ezurey) November 30, 2024
1ルゼック🇩🇪6季ぶり通算18勝目
2シュミット🇩🇪
3ガイガー🇩🇪
4リーベル🇳🇴
5 T. レッテネガー🇦🇹
6 J.L.オフテブロ🇳🇴
24 #山本涼太🇯🇵
36 #谷地宙🇯🇵
38 #渡部善斗🇯🇵
52 #山崎叶太郎🇯🇵
53 #畔上祥吾🇯🇵#渡部暁斗🇯🇵欠場https://t.co/tdbKuFGlJm https://t.co/b7NcXWeESF
日曜日 マススタート 10キロ
この日はマススタート。前半クロスカントリーは一斉スタートのためほぼ差がつきませんので、後半のジャンプで目まぐるしく順位が変わります。クロスカントリーは苦手でもジャンプ得意な選手にも上位進出のチャンス大です。
そんな中、走力が非常に高いガイガーが見事なジャンプでリーベルをかわして優勝。
日本勢はいいジャンプで後半に順位をグッと上げ、山本、谷地、渡部善が昨日よりいい成績でポイント獲得。
#ノルディック複合 W杯男子個人第3戦@ルカ🇫🇮2024.12.1
— 江連能弘/Yoshihiro Ezure (@ezurey) December 1, 2024
1ガイガー🇩🇪2季ぶり通算11勝目
2リーベル🇳🇴史上初100度目表彰台
3ファイスト🇩🇪
4レーアル🇦🇹
5シュミット🇩🇪
6ルゼック🇩🇪
15 #山本涼太🇯🇵
26 #渡部善斗🇯🇵
27 #谷地宙🇯🇵
48 #山崎叶太郎🇯🇵
49 #畔上祥吾🇯🇵#渡部暁斗🇯🇵欠場https://t.co/an2fT31Hxr https://t.co/h00y3OungZ
FISのYouTubeリンク
3試合終わってみればリーベル以外はドイツ勢が表彰台を独占。ジャンプ、クロスカントリーとも圧倒的パフォーマンスでした。
日本勢はまだまだこれから、というところですが、4人がポイントを獲得。岩手出身の谷地は故障明けでしたが、試合を重ねるにつれ徐々に良くなりポイントを積み上げました。
日本勢全体として、いいジャンプをしてクロスカントリーで粘って、ポイントを重ねたいところです。特にマススタートでは上位を狙って欲しいです。
欠場の渡部暁斗は体調を治して、次戦から頑張ってほしいです。