適切なヴォリュームの光~逢坂冬馬さんとの対談を終えて
先日、逢坂冬馬さんとの対談があり講談社に赴いた。
だいたい私は、その場で短時間で考えをまとめなくてはいけないオーラルコミュニケーションというものが不得手である。
頭の回転がslowなのに、なるべく、用意した言葉ではないその場で生まれた言葉で話したい…と
思ってあまり内容を事前に考えず挑むので、よけいに混迷する。
料理に例えるなら、その場で出されたオーダー(質問)に対して、
まずは素材を見つけに畑に行きます、というところから始めて、
ちゃんとした形に料理するまでに時間切れになり(ひとつの質問に10分も20分も考えるわけにはいかないので)、
あわてて生煮えのまま提供する、みたいなことになる。
その点、逢坂さんはさすがで、場慣れしているせいもあるかと思うけれど、
どんなオーダーにも対応できるストックがたくさんあり、
それをささっと手早く料理して、
不誠実ではない形で提供する、ということができる方だった。
素早く出せるけどレトルトや作り置きではない、合理的なミールキットといったところだろうか。
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