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顔を出さない

写真に写るのはもともと、苦手だった。
日本にまだカメラが入ってきたばかりの時代は、「写真を取られると魂を抜かれる」と広く信じられていたらしいけれど、それと似たような感覚がある(ちなみに江戸でも明治でもなく昭和生まれだ)。
自分のコントロールがきかないところで、自分の姿が保存され、誰かの手元にあるというのはどうにも気持ちが悪い。カメラを向けられると、何かが侵害されるような感覚になる。
「みんなで写真撮ろう~」と言われたら文句を言わず一緒に入るくらいの社交性はあるけれど、かなり居心地が悪い。悪さが顔にも出ている。

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すべて未発表、noteのみのエッセイです。

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうが…

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