見出し画像

語学力より「共通言語」を

「勤め先に外国人観光客がよく来るけど、とっさに受け答えできなくて困ってる。英語が話せるようになりたい」
と妹が言った。
「Here is Japan. Speak Japaneseって言えばいいよ」
とアドバイスする。
「そんなホスピタリティのかけらもないこと言えへんわ」

まあそれは極端にしても、英語圏の人に関しては、海外に来ているのに当たり前のように母国語しか喋らないってどういう神経なのだろう、と正直思わないでもない。
たまたま母国語が地球公用語になってラッキー、というわけではなく、その背景には植民地支配などの搾取の歴史があるわけだし、どこへ言っても母国語で堂々と話せるという、ある種特権的な立場にあることは、どこかメンタリティにも影響するのだろう、とも想像できる。

ここから先は

1,803字 / 1画像
すべて未発表、noteのみのエッセイです。

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうが…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?