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1人の力って大きいってこと。

ある記事を読んでいて、初めてセヴァン・カリス=スズキさんのことを知った。1992年にリオデジャネイロで行われた地球サミットにて、12歳の少女が世界の企業家や政治家たちを前に環境保護の重要性を訴えた。彼女のスピーチは"伝説のスピーチ"と言われ、世界中の大人たちの意識を変えた。

20年以上経った今、初めて彼女をスピーチを聞いたことに恥ずかしさを覚えた。今までいかに自分たちの暮らす地球のことに無関心でいたのだろう。不甲斐なくて涙が出そうだった。

まあいっかとペットボトルの水を買い、もうお腹いっぱいだしと食事を残す。私1人が水筒を持ち歩いたって、残さず料理を食べたって、何も変わらないと思っていた。

しかし彼女のスピーチを聞いて、1人の力は想像以上に大きいということを実感した。たった1人の少女の主張が世界を引っ張っている大人たちの意識を変え、20年経った今私の意識を変えたのだから。

私が環境を守るために出来ることはとても小さいことかもしれない。でも小さなことは大きなことを成し遂げるための要素になり得る。0と1の間には大きな差がある。最初から10や100なんて出来ない。しかし0では何も変わらない。

たった1でも世界は変えられると信じて頑張ろうと思えた2019年8月7日の晴れた朝だった。

aoiumi

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