aoiumi

ものをつくること、描くことが好き。

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最近の記事

「サステナブル=ファストファッションを買わない」ではないってこと。

最近、「サステナブル」とか「エコ」という言葉をよく聞く。もっと長く使えるものを買おうという風潮が広まっている。それと同時に、ファストファッションは買わないようにしようという風潮も広まっている。 昔から服が大好きだった私にとって、高校生の時にバングラデシュの縫製工場の事故のことを知りかなりショッキングな気持ちになった。それからファストファッションを買うことに罪悪感を覚えるようになった。学生で自由に使えるお金は少ない、高額な買い物はできない。それでも色んなファッションを楽しみた

    • 10歳が伝えてくれた「まだ」ってこと。

      私には小学4年生の従姉妹がいる。会うと嬉しそうに駆け寄って来てくれる可愛い無邪気な女の子だ。ある日、私は彼女に「将来の夢はある?」と尋ねてみた。すると彼女は「服のデザイナーになりたい」と迷いなく答えた。それを聞いてハッとした自分がいた。彼女と同じ歳の頃、私も全く同じ夢を抱いていたのを思い出したからだ。 子供の夢はその時の興味でころころ変わる。私もケーキ屋さんとか保育園の先生とかピアニストとか色々な夢を描いたものだ。しかしファッションデザイナーになりたいという夢はなかなか変わ

      • 1人と1人で“カップル”ってこと。

        私はよく恋人と”カップル”についての話しをする。最近のちょっとしたテーマだったのが、「SNSにカップル写真をアップすべきか否か」ということ。 SNSに恋人との写真しか載せてないような人もいれば、恋人はいるけど全く載せてない人もいるし、いわゆる”匂わせショット”をちらほら載せている人もいる。 私は恋人との写真をSNSにアップしたことはなく、恋人も私との写真をアップしたことはない。別に大きな理由があるわけではないし、絶対に載せたくないわけではない。ただ家族や友達にはお互いのこ

        • 「親友」って特別じゃないってこと。

          以前、友達に「親友って何人いる?」と聞かれた。私はその場でパッと答えられなかった。「親友」ってなんだろう。その質問をした目の前の友達も自分にとって「親友」なのかよく分からなかった。 私の祖母はメンタルが強くて、何に対してもポジティブで、泣いた姿を見たことがなかった。曽祖父(祖母の父)が亡くなった時も涙は見せなかった。私が小さいときから、「死ぬときは死ぬんだから」とよく言っていて、人生に対しても死に対しても割り切っているようだった。 ある日、祖母のもとに電話がかかってきた。

        • 「サステナブル=ファストファッションを買わない」ではないってこと。

        • 10歳が伝えてくれた「まだ」ってこと。

        • 1人と1人で“カップル”ってこと。

        • 「親友」って特別じゃないってこと。

          シンプルでいいってこと。

          新型コロナウイルスで自粛が余儀なくされている。私も家にこもり始めて早一ヶ月が経った。 最初の頃は、出掛けれないことにモヤモヤしてやり場のない感情を封じ込めるのに苦労した。 しかし今となっては、家という小さな世界を楽しめるようになってきた。 幼稚園からカトリック系の教育を受けていたこともあり、「神さま」というのを自分なりに信じて生きてきた。だから今回のコロナウイルスについても「神さま」は人間に何かを教えようとしているのだろうと有り余る時間の中で考えていた。 ボーッと考えてい

          シンプルでいいってこと。

          「できない」は「できる」ってこと。

          イギリスではコロナで美術館はおろかカフェも全て閉まりきっている。部屋の窓からみんなが家の中にいるのが見える。 家にずっといれない症候群の私はむず痒くてしょうがない。外に出たい。ネガティブな気持ちが膨らむ。 コロナのせいで…。コロナのせいで…。できないことばかり思いつく。ふて寝する。なんでもない時間が過ぎていく。そんな自分にもモヤモヤする。考える。今は私はどうしたらいいのか。分かんない。YouTubeを見る。 そんな時、8時間未来を行くじーちゃんからおやすみのLINEが来

          「できない」は「できる」ってこと。

          見えないものを見たいなってこと。

          運動不足なので朝ウォーキングを始めることにした。寮から歩いて15分ほどのところにある公園を一周して帰るのがウォーキングコースだ。 眠たいなあ、まだ寝てたいなあと思いながらベッドから出る。テンションの上がる曲を再生し、まだ静かな寮をあとにする。 朝の街は人通りが少なく、寝息が聞こえそうなくらいシーンとしている。まるで昼間とは違う世界にいるみたいだ。そんな中、ちらほらと人々の姿を見かける。道路整備をするお兄さん、カフェの開店準備をするおねえさん、まだ誰も乗っていないバスを運転

          見えないものを見たいなってこと。

          1人の力って大きいってこと。

          ある記事を読んでいて、初めてセヴァン・カリス=スズキさんのことを知った。1992年にリオデジャネイロで行われた地球サミットにて、12歳の少女が世界の企業家や政治家たちを前に環境保護の重要性を訴えた。彼女のスピーチは"伝説のスピーチ"と言われ、世界中の大人たちの意識を変えた。 20年以上経った今、初めて彼女をスピーチを聞いたことに恥ずかしさを覚えた。今までいかに自分たちの暮らす地球のことに無関心でいたのだろう。不甲斐なくて涙が出そうだった。 まあいっかとペットボトルの水を買

          1人の力って大きいってこと。

          そよ風が気持ちいいってこと。

          友達と学校の図書館に来たが、閉め出されてしまったのでちょっと書いてみることにした。 というのも私はこの春、ロンドンの美大のショートコースに通っていた。大学はかなりセキュリティーがしっかりしていて校舎に入るには毎回カードをかざさなければならない。少し面倒だがこのカードさえあれば別のキャンパスに入ることができるので、図書館やカフェテリアなどを自由に利用することができる。そしてカードの有効期限は利用開始日から丸一年と聞いていた。 友達が図書館に行こうと誘ってくれたので久しぶりに

          そよ風が気持ちいいってこと。