整理収納アドバイザー講座を受けてみた
ここ1〜2ヶ月、「身の回りを禅寺のように整える」という吉本ばななさんの言葉に触発され、せっせせっせと少しずつ身の回りを整えている。楽しくなってきたので、これはもう少し突き詰めたいという気持ちになり、整理収納アドバイザーのウェブ講座まで受講し始めてしまった。
隙間時間にどんどん取り組んで、10日間くらいでほぼほぼ受講し終えた。以前にテキストだけ読んだ事があったので、ものすごく目新しいことはなかったけれど、考えが整理され、身の回りの事に取り組みながら課題を進める形式なので、実際に手を動かし、身の回りが快適になっていくのもとても気持ちがいい。
そんな形で少しずつ身の回りが片付いてきていると、取捨選択の感度も上がり、思考もスッキリしてくる。片付け繋がりで、図書館にあったこんまりさんの本を借りてみた。毎日がときめく〜という、2、3冊目?くらいものもの。久々に読んでみて改めて、こんまりさんってヤバいな〜、変態だなぁ(褒めてる)、この人がこれだけメジャーに受け入れられてるのってなんか面白いなぁと思った。片付けは、「一気に、短期に、完璧に」というモットーにひょえ〜となる。スポ根的なノリがあり、片付け祭りと名付けている通り、ドーパミンがドバドバ出る感じがする。
整理収納アドバイザーの井田典子さんの本も久々に数冊読む。この人はまた別のカラーで、ストイックさ、真面目さが溢れんばかりに滲み出る。
家事関連本は色々出てるけれど、専業主婦、丁寧な暮らし系と、ワーママ、時短、作り置き系など、わりと二極化してしまいがちで、その間くらいでフィットするものを見つけるのが難しい。「暮らしのおへそ」という生活雑誌は、どちらかというと前者寄りな感じだけれど、少し毛色が違ったタイプの例も結構乗っているので面白い。
話は逸れて料理本で考えると、タサン志麻さんは、作り置き系でヒットしたのだろうけれど、作り置きでない本の方が魅力を感じるし、二極化のどちらでもない感じがとてもいいなと感じる。図書館で借りた志麻さん本が良かったので数冊購入した。志麻さん本もまたいろんな特徴があるけれど、レシピを見ない、料理を見ろという話が最も響いてる気がする。これは有元葉子さんもよく書いていて、ごもっともだと思うのだけれど、自分の舌に自信がなく、味見に苦手意識があるのでなかなか難しく感じていた。けれど、志麻さんの本はかなり的確に気をつけるポイントが載ってるので、心強く、背中を押され、最近また少し試していて、徐々に手応えを感じている。
段取りが苦手で手際も悪いので、料理本の目安時間の通りに作れた試しがないけれど、段取りを確認して、事前に少し準備をしておいたりするだけで、かなりスムーズに進められる事もわかってきた。その辺のコツも志麻さんの本は的確だなぁと。片付けと志麻さんブームである。