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読書高等学校

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黙読部は音読部の天敵というショートショートから、派生した作品、日高が通う読書高等学校という架空の高校の日常生活を描く ジャンルSFコメディ #創作大賞2022
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2022年8月の記事一覧

読書高等学校(入江貴文編⓹)

読書高等学校(入江貴文編⓹)

読書部の部室では、閻魔の星の感想会が開かれていた。
貴文のことになると、惚れ込んでしまう木島でさえ、本になったことが奇跡だと思う出来であった。
木島絵梨花「正直に言うと、設定が詰め込んでて、とっつきづらい才能のパレードという言葉がお似合いの、文学小説ですねクソですよ。今回ばかりは、恵美先輩の言う通りですね」
その言葉を聞いて、貴文は下を向いて、なんとなく思い当たる節と反省したくてもできないプライド

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読書高等学校(入江貴文編④)

貴文は、自分の書いた作品が本になったので、読みたいと言ってくれた長嶋篠に渡しに部室へとやってきた。
ガラガラと教室の引き扉をあけると、そこには、木島絵梨花と長島篠がいた。
「またか、恵美から聞いたけど、僕のファンなんだって、」
貴文は木島の方を、みながら、そう言うと、興奮した様子で、「はい、そうです」と返事をした。
その返事を聞いて、ふーんと頷いていると、
「実は、ファンから彼女になりたくて立候補

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