夫は家の中でカニ歩きをしています⑧ーわたしの「きれい」具合
結婚式をどうにか済ませ、私たちの結婚生活がはじまりました。ここからが私が皆さんに知ってほしいカニ歩きをしている夫のリアルなんです。
ここまで来るのに7話もかかっちゃいました。すべて読んでくださった皆さんありがとうございます。読んでない方はぜひ最初から!でも、ここからでも十分です。
どこから書こうか迷ったんですが、先に皆さんと共通認識を持っておいた方がいいかなぁ、と思うので、一緒にわたしの「清潔」についてお伝えしますね。なんかこれ書くと引かれそうで怖いんですが(笑)
私は清潔に対して比較的おおざっぱな方。
「きれい」とか「汚い」って2種類の判断基準があって、清潔な状態、と整った状態、って分けられると思うんです。
どっちかというと、清潔な状態って難しい。だって、人によって清潔と感じるレベルや対象は違うじゃないですか。
私のレベルはこんな感じ。
・公共のごみ箱に触れてもなんとも思わないし、道に落ちているごみを素手でつかんで、後で捨てよう、と自分のカバンに入れちゃいます。
・洗ったばかりの洗濯物が床に落ちても気にしません。
・ゴミ出しに行った後、そのまんま手を洗わず二度寝しても平気。
・トイレの後は水で手を洗えたら満足です。石鹸を使わなくても大丈夫。
・外出時にちょっと忘れ物をしたら、靴のまんま家の中にトントントンと入って行くし、家に帰ってきて、その床に寝転がっても何も思いません。
・回し飲みもそれほど抵抗ありません。
・ペットの糞とかも素手で拾えます。
・トイレの中に物が落ちちゃったとき、素手を突っ込むことに躊躇はありません。もちろんそのあとは石鹸で手を洗いますけどね。
・床に落ちたものは3秒ルールで食べても大丈夫。
・ちょっといやだけど、家に帰ってきたまんまの服で布団に潜り込んでも、疲れてるし、まぁしかたないか、って感じです。それを理由に次の日にシーツを洗ったりはしたりしなかったり。
・公共のトイレは別にそのまま座っちゃいます。除菌スプレーあるとこは使うけど。そこまで気持ち悪くない。
たぶん、お読みの方の中には、これを読んで、キャーッって思ったり、おえぇっってなってる方もいらっしゃると思うんですけど、これが私の正直な現実(笑)
一方で、
・埃やチリがたまった状態はいや。見ていてイライラします。
・油汚れとかべたべたしたものは見るのも触るものいやなので、なるべく早めに掃除します。
・コップの輪シミやお風呂のウロコはすごく気になります。
・串焼きとかの二度付け禁止はとても理解できる。
・使うけど、あんまりレストランのおしぼりがきれいなものとは信じていません。
・トイレのおてふきは使い捨てであってほしい。使うけど。
・公共のビデは使いません。何なら家族間でも本当はいやかも。
・手を拭くタオル、お皿を拭くタオル、台拭きは別であってほしいし、できれば、使い捨てであってほしい。
・忘れ物くらいだったらいいけど、西洋文化でがっつり外靴で家の中に上がられるのはちょっと理解不能だし、そのままベッドやソファには上がらないでほしい。
・ごみはなるべく早く片づけたい。
私の理論では、生活って基本的に汚くなるもの。汚くなったら洗えるものは洗えばいい。洗えないものは捨てればいい。それに、人体に関して言えば私の常在菌は外敵と常に戦ってくれているので大丈夫!手って一番きれいになりやすいもの。皮膚って素晴らしい。
今まで、この行動を続けたために人より病気になる程度が大きかったり、頻度が多かったりしたことはない。他の人といるときには自分の方法じゃなくても「こうした方が相手は気持ちいいかな」と思うときは調整を利かせるし、自分の"普通"で自分が生きる分には問題はない。
でも、やっぱり嫌なものもあって。目に見える不潔な状態(私にとって)は本当に嫌だし、公共のもので粘膜系に振れる可能性があるものとか、それ、逆にバイ菌広めてない?って思える行動はいやかも。
他の人は知らないけど、これが私の普通なわけです。
さらに言えば、私は整った状態が大好きです。
きれい、のもう一個の方、整った状態。
私自身はお片づけが大好きなわけではありません。洗濯物を溜めちゃうことも、洗い物を溜めちゃうこともあります。机の上がぐちゃぐちゃなこともあります。
でも、そのぐっちゃぁっとなった部屋にいると全っ然気が休まりません。一時的にはOKでも、カオスな部屋をキープすることは大嫌いなんです。自分の持っているものを把握していないとか、大切な思い出がほこりまみれになってるとか心の底から許せない。
だから、よし!と自分を奮い立たせて、整理整頓やお掃除、洗濯を畳んだりし始めるわけです。
一方で、それが全然気にならない人もいるんですよ。それを放置するしかない、という状況の人もいるんですよ。それも知ってる。
言いたいことはいろいろあるんだけど、
そのうちの一つは、"普通"の基準は人によって違うよね~ってこと。
でね、不潔恐怖のある強迫性障害の"普通"といわゆる一般人の"普通"はもっと違うよってこと。
うん、今回はここまでにしておきます。