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800字日記/20221201thu/145「どこかに住む理由」

日記を載せる順番を間違えた。日記のストックはよろしくない。反省。

目覚めると七時。調子わるい。近寄るネコに冷たくあしらう。昼の時報でようやく体を起こす。胃の粘膜がねばねばするほど空腹だ。でも、食べずにそうじをやった。

寒いがロードバイクを担いで出る。空気が冷たい。指がかじかんで写メを横着をすると指が写りこむ。

寒い冬の空気は気持ちいい。レタスとトマトが安い。ごぼうの笹掻きとパンを二斤買う。夜食はごぼうサンドだ。それと米を買う。前回、膝を痛めてまで外までぼくを追いかけて忘れ物を渡してくれたパートのオバチャンにおーいお茶をあげる。ひざ悪かったね。いいのよ歳なんだから、次回はいいからね。といわれる。

家に帰る。飯を炊く。ネコに、朝の非礼をわびて猫じゃらしで遊ぶ。冬モードで鈍かったが乗ってくるとはしゃぐ。

洗濯機を回して、納豆でごはんを食べる。眠気に襲われる。机で舟を漕ぎ始める。ネコがひざに乗ってくる。

電話がきて目覚める。M不動産から。嫌な予感は的中した。急遽、大家が貸せないというがぼくは彼に原因があるとふむ。電話を切る。ネットでペット可、二階、三万五千円以下に「レ」を入れるとすぐに電話がくる。E不動産から。見つかった。人との相性もあるな、と思う。先々週はかなり消耗した。初期費用で決めよう。

夕陽が傾いていた。洗濯ものを部屋に干すと階下から声が聞こえる。のぞくと中学生が自転車で帰っていく。もう十六時半だ。時間ってはやいな。つぶやく。

カーテンを閉めて机に座る。まずは昨日の日記から手をつけ始める。連チャンでもう一個を書きはじめる。

二十一半。疲れた。

ふと、思う。西東京もあるな、町田や八王子なら取材地に通える。なぜ安曇野や松本や諏訪でなければいけないのか? 確かにそれはない。丸一日の集中した取材でどうにかなるかもしれない。かといって西東京に居を構える理由は、今のところ自分の中のどこにもない。

考えこむ。
(800文字)

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