「最後の弟子」レジュメ/四章_地方空港にて_(随時up)
まず、今回の取材にて、ぼくは海外に飛行機で割と渡っていて、いままでいくつか空港を利用者として接してきた。羽田空港、成田空港、北京国際空港、仁川空港、金浦空港、シャルル・ド・ゴール空港、フィウミチーノ空港、だが、いま改めて、
それを再認識させられた。取材は必要だと思った。
どんな空港か?(取材)
取材日_2022/01/19/tue_大分空港_晴天
下記、写真(大分空港)
❶じぶんの目的を明確に伝える。
「小説の取材です。聞いてもよろしいでしょうか?」
相手は「小説の取材なのだ」という認識で明確に答えてくれる。
「有名な作家さんですか?」(よく聞かれた)しっかりと答える。
「無名です」
この軸は崩さない。
例えば、空港側の闇(贈賄や汚職)を暴こうとするような立場の、ルポルタージュ、風俗雑誌、新聞記者であるならば、ある程度のスティルスで潜入取材もあろうが、小説の取材にそこまでの情報は必要とされない。空港の簡単な歴史、外観、内観、流れる人、その種類、活気、などだ。
建物(空港ビル)は空港ビル管理会社の所有物、
土地(滑走路、敷地など)は国土交通省の所有物(管轄)、
豆知識)、九州で最古の空港である。
⑴元々は大分市にあった。だが、湾岸に三菱、旧財閥系マテリアル工場などがひしめく港にて事故があった。地元の漁協からの猛反発にて、こちら国東半島に移転か。
⑵姫島出身の国政の政治家が田中角栄の金庫番だった。その伝でまず九州の空港はということで大分に九州最初の空港が誘致された。(三階の寿司屋主人の談話)
グランドスタッフ、「大物議員、有名人などが来たときは、到着ロビーから出口までへは別の導線があります」
派出所に二人の警官が、俯いていた。
極狭スペースに四人ものコンビニ従業員が、
TAX-FREE COUNTERのカウンター
コンビニの品揃え、壊れているアルコール消毒器、「ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン」(レジの釣り銭の音)「ピっ」
レンタカーのコーナー
襟巻きをした40過ぎの出目金の女が餌を漁る野犬のように客を見ている。
「お車、到着致しましたので、空港の外へお願いしま〜す」といった。
「◯×漁協の蒼ヰ(主人公の青年の名)さま、お車のご用意ができました、空港の外へお願いします」
主人公の職業☟
漁協(あるいは市役所)員(地元の普通の仕事)がいいと思った。
60手前の老人が「送迎車、巡回用おねがいします。」無線機で。
コロナ感染防止のフェイスシールドを被ったグランドスタッフ、
荷物を通す機械は撮影禁止。絵にかく(電波かなにかだろうか?)
上記の絵の右の男性二人(25歳男性、21歳男性)。やる気なし。
青年は、漁協(あるいは市役所、地元青年団)員で、今回の市の企画、老作家を招いて東九州ベイグランドホテルでの「モテる作家の着こなし術」講演会のアテンド役だ。
市は東九州ベイグランドホテルに老作家のために部屋を用意したのだが、老作家は、別府へ繰り出したいとわがままを言う。レンタカー屋にハイヤーを手配する青年。
三階建て、2002年、サッカー日韓ワールドカップの年に空港の三階部分が増築された。
写真は下記、
アンテナショップ(ぶんごの空)の女子店員(安藤真帆_仮名_21)にすこしインタビューをする。(主人公の青年の彼女、のモデルにいいと思った)
物語の中では、(あるいは、地元の女性でもいいが、現在の一案として)
安藤真帆、大分市出身、26歳、福岡女学院短期大学卒、
西日が差し込む14時半になるとアンテナショップのブラインドを下げる毎日だ。
黒のバレエシューズのようなパンプス、黒のスラックス、黒のエプロン、首周りに白のワイシャツをきている。大分市と空港まで毎日、大分空港道路の往復で片道1時間半だ。渋滞に巻き込まれると3時間はかかってしまう。大分市と別府の間は10kmもないのに、あそこだけひどい渋滞になる。
自炊はしない。外食しかしない。ジョイフル(九州のファミリーマート)か、セブンイレブンでかったもので部屋で食事をする。
最近、アップルウォッチをかった。どこがいいの? 青年が訊くとまほはそれを無視した。
「初任給で買ったのよ、37,800円で安かったけど、そうやってわたし、自立した女になりたいの」
青年は、はぐらかされたような気がして、別の話を切り出した。
下記は、スケッチ。
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