「仮・霧岬の炎」新登場人物(大友医師の焼死体)と事件の端緒(安藤真帆のタレコミ)
登場人物
日高健治(ひだか けんじ、1977年 -)45歳 凪岬漁港の漁協組合役員
三橋眞也(みはし しんや、1985年 -)37歳 漁協に出向する市役所員
蒼ヰ瀬名(あおい せな、1987年 -)35歳 霧岬漁港の漁協組合員
安藤真帆(あんどう まほ、1996 年-)26歳 霧岬漁協組合員、事務員
狭山清(さやま きよし、1977年-)45歳 東国市警察署、巡査長
大友厳(おおとも いわお、1912〜2000年頃、享年(推定)88歳)町医者
杵築丈治(きつき じょうじ、1935〜2022年)享年87歳、元漁師
日高舟(ひだかふね、1932〜2022年)享年89歳、無職、日高健治の母
一万田薫(いちまんだ かおる)42歳、大別県警広域捜査隊、刑事
仙石幹夫(せんごく みきお)35歳、大別県警広域捜査隊、刑事
■事件の端緒(資料、『ミステリーファンのためのニッポンの犯罪捜査』北芝健監修・相楽総一取材文)
❶《現行犯の認知》警邏中の警察官の目の前で通行人が通り魔に刺された場合など、被疑者を現行犯として認めたケース。
❷《職務質問および現認》被疑者が鋭利なナイフで相手の腹部を刺して逃走。警察官が近くの路上で不審者を職質、着衣に血痕を現認した場合など。
❸《証拠物》質入れされた盗品(証拠物)そのものが捜査の端緒となるケース。
❹《変死体の検死》事件性があると判断されればそれが事件の端緒となる。
❺《メディアによって掲載された記事および放映された映像》報道機関が独自に行なった調査報道(いわゆるスクープ記事)により調査が始まるケースもある。
❻《風評伝聞》例えば刑事が、誰それがときどき冷たくしている(覚醒剤を打つこと)などと風聞を聞き、それによって覚醒剤常習者などの捜査の端緒にケースもある。
❼《他の事件からの取り調べ等から知った事実》たとえば、取り調べ中の被疑者から共犯者が加担した別の事件の供述を得たような場合。
❽《第三者の申告・請求》110番通報、被害届け、告訴・告発、自首、投書、匿名の申告(情報提供者、タレコミ)、それらすべて自主的な協力者からの犯罪捜査の端緒になる。
今回の小説、「仮、霧岬の炎」における、
二つの事件の①つ目の事件(東九州沿岸域における強盗放火殺人事件)の捜査の端緒は❽(安藤真帆)によるもの。
二つの事件の②つ目の事件(年金不正受給事件)の捜査の端緒は大友医師の焼死体(放火事件による白骨死体)の発見の端緒は❹、検死により大友医師の焼死体の死亡推定時刻は20年前と断定される。(白骨化せずに生きていれば102歳だ、その間、誰が大友医師に成り代わって死亡診断書を書いて、隠匿していたのか?☞日高健治と三橋眞也に疑いがかかる)
時系列に、警察の捜査(時系列)2022/1/17〜2022/2/11〜2022/5/05
まず、放火事件による、大友医師の白骨死体(変死体)の死亡推定時刻が2000年頃と断定される。大友医師の家の金庫の中には2000年までの死亡届と死亡診断書のコピーしかなかった。
2000/8/15☞
① 「東九州広域放火強盗事件」は以前(2020年夏)からすでに大別県警にて捜査本部を設置され、捜査が始まっている。
容疑者はいまだ不明、バイクを乗り回す不良グループか、掲示板アプリを利用した遠隔犯罪か、
2022/1/17☞
② 「年金不正受給事件」は所轄である東国警察署にて捜査本部を設置、白骨死体でかつ焼死体で発見された大友医師の志望推定時刻(2000年〜2007年)ごろに霧岬漁協の葬儀課の設立あたりからの関係者が重要参考人となる。日高健治、三橋眞也、蒼ヰ瀬名の三名。
③ ②とは別件で大別県警の広域機動隊が「東九州広域放火強盗事件」において、昨今、東国警察署内において放火癖(火災愛)があると噂される狭山清巡査長をマークし始める。
追記、
日高健治と三橋眞也の共謀の謀議についての補足。
死亡届と死亡診断書を提出することと市役所が受理する。法務局が保管する(5年間)の流れ(構造)について。
三橋眞也は、過去、ある夜に日高健治に、誘われて(noteには書いたかな、動静のとこで書きましたね)、関東で働いていた「元大学出の湾岸労働者」から地元の行方不明者である「三橋眞也」に成り代わった人物。つまり三橋眞也は元は別人である。
その「三橋眞也」が市役所からの出向という形で漁協に葬儀課の窓口を設けて(役所には届けずに)漁協の金庫に死亡届と死亡診断書を隠匿していた。
放火事件にて大友医師の変死体(白骨化された焼死体)の検死により、霧岬漁協が農村の葬儀に関わっていることが明らかに。
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