妄想散歩/20221220tue/165

ムシャクシャする。近寄るネコを思いっきり蹴りとばす。道路の上で潰れていた。ぺっ、と唾を吐く。今日のぼくは悪ガキなんだ。

ドアを開けるとベトナム人のゴミ。田舎に帰れと毒づき近づく。ピンポンを連打。いない。これは指定の袋じゃねえぞ！とゴミ袋の山をぶっ叩く。扉が凹むまで蹴って暴れ電気とガスメーターを破壊し玄関前に軟便を垂らし駐車場に出ると泥除けに「○○工場」とテプラが貼られた自転車がある。ベトナム人だ。一台に鍵はかかってない。日本の安全神話なめんなよ。毒づいて鍵を抜きポッケに入れ道路に出る。

中村橋まで来て、注意深く辺りを見渡す。聞こえるのは藪が風に揺れる音と小鳥の鳴き声だけ。鍵を橋から投げようとするが、川の水はあまりに澄んでいて藪へ投げる。

「ああ強姦したい思いきり青姦したい女と合体したい少女とぬるぬるアナルプレーを郵便局のあの子に逸物をしゃぶらせてえ！」とさけびながら土手を大股で歩く。「テメエ、何みてんだよ！　」川に浮かぶ五羽の鴨親子に毒づく。

郵便局に行って「母ちゃん俺いま風邪引いてんだ」と電話をかけて四万七千円を引き出す。浜に出て女に声をかけ犯す。やってやったぞ！行動すれば夢は叶うんだ！

町に二軒しかないのをいいことに絶対に値引きをしない極悪スーパーに足を踏み入れる。カゴの鏡餅から棚に並ぶ葱、レタス、リンゴ、卵にカートの角をぶつけまくる。鮮魚コーナーの太刀魚の横になぜかある金属バットを振りまわし、生肉をぐちゃぐちゃ潰しまくって、西側のアイスの冷凍庫の棚からドミノ倒しをし、溶けた氷やオイルや醤油や魚の血や生肉や溶けたアイスや店長や妊婦やこどもの死体までがゴロゴロと並ぶ。店内はまるで大地震の後のようだ。外に出てガソリンの缶を持ってきて火をつける。
「アヂ〜、ダジゲデェ〜」
と聞こえる。
「年金受給日にパチンコで擦っちまう奴は若者に謝って死ね！」
さけぶと足元が割れ、深い溝に落ちていく。

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