色のこと。
以前、Instagramのアカウントで綴ったことを再編集して書き留めます。
aoiro.のお洋服を検討いただく際に色で迷ってるというご相談を受けることも。
わたしが選んで作っているのでどの色ももちろんおすすめだけれど原点である白を作り続けているのには理由がある。
単純に白が好きということもあるけど、着てくれる子供たちのかわいさがより引き立つような気がすること、そしてその子どもたちの過ごす時間が洋服に彩られるように馴染んでいく気がするのだ。
白だから汚れは目立つ。でも落としきれなくなったその汚れさえも時が経つと思い出に変わったりするのではないかと自分の子育ての中で感じることがある。
あそこに出かけたときにケチャップつけちゃったなぁとか、派手に転んで大泣きしたんだよなぁ、とか。
あえて写真には残さない瞬間の空気とか、温度感とか。
わたし自身がいつか振り返ったときに、きっとそういう小さなことに愛おしさや懐かしさを感じるような気がするから。
価値観や考え方は様々。
作り手として母として密かに抱いている思いなだけで、お手にとってくださった方がうれしい気持ちでaoiro.のお洋服をお子さんに着せてくださったらもうそれ以上の幸せはない。
それは大前提でこうして言葉にして綴ってみる。
(繰り返しになるがどの色も最高と思って選んで作っているし、白を我が子に着せるときは今日はやめとこうかなと躊躇することも多々ありつつ)
もう何着作ったかわからないけど、変わらずaoiro.を選んでくださった方の時間があたたかなものであるようにと願いながら仕立てている。
当たり前に過ごす今がいつか思い出に変わった時に記録だけではなく、ご家族の思い出や記憶に残る一着を。
そんな想いでミシンを踏む毎日だ。