わたしの裁縫箱

確か10歳の誕生日。

両親からプレゼントとしてもらったのは裁縫箱だった。

木枠にガラスが張ってあり中が見えるアクセサリーケースのような物。

中にはチェック柄のかわいいピンクッション、針、針抜き、糸通し、糸切りバサミ。そのほかにも裁縫に必要なものが一通り入っていた。

どれもこれもおそらく母がひとつひとつ吟味して選んでくれたものだったのだろう。宝箱のように感じたのを覚えている。


今は仕事道具となった裁縫道具。

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お気に入りの貼り箱の中に。

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統一感はないけれど厳選した物。

裁ちばさみは高い値段のものを長く使う方法もあるけど、わたしはそこそこの値段のものを定期的に買い換えるようにしている。

友人に教えてもらったへらルレットとコロコロオープナー(左2つ)は秀逸。へらルレットで生地にあとをつけ、コロコロオープナーでコロコロすれば少しのものはアイロンいらずで跡がつけられる。

あとはカットワークはさみ。糸はもちろん子供服の細かな切り込みもきれいに入るし、さくっと切れるのでストレスがない。

そのほかはループ返しや、小学生の時から使ってるメジャーなど本当に必要なものを。

道具は高いものの方がいいのかもしれないし、道具の良し悪しで作品も左右されると思う。

良いものを知ることも大事だし

自分がこれだと思ってたいせつに、そして自分に合った方法で使えるものを選ぶのもきっととっても大事。

時々見直しながら

色々試しながら

よりよいものを仕立てていきたいなと思う。




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