best は変動する
わたしは家事が嫌いだ。
なにがとかではなく、とにかく嫌いなのだ。
やろうと思えばそこそこにはできるが筋金入りのめんどくさがり。
一生ごろごろして暮らしたいのが本音。
ただ、変なところが神経質で
やりはじめるとちゃんとやらなくちゃ!
ちゃんとやるのがベストなんだ!と
なってしまいがち。
そういった自分の性格がさらに家事嫌いを加速させる。
手を抜くのも、助けを求められるようになったのも最近のこと。
少しのことでも変えると気が楽になると気づいたり、自分に合うやり方を模索しながら暮らす日々。
1年半ほど前に意を決して断捨離した食器の水切りカゴ。これはわたしには大正解の変更だった。
こまめにカゴも洗えばそれで済む話だけどちょっとサボってヌメッとさせてしまうこともしばしば。
ヌメッとしたのを洗うのも嫌な気持ち。自業自得なんだけど。
あるのが当たり前で必要なものだと思っていたから悩んだけど思い切って処分した。
そしたらなんのことない。
キッチンの作業は広くできるしちゃんと拭けなくても工夫して置いておけばきちんと乾く。
水切りに使っているのはジョージジェンセンダマスク エジプトティータオル。
これがまたよい。
大判で厚手なのにすぐにカラリと乾く。ビショビショにもならないし、買ってよかった。
ほんとは食器はちゃんと拭いて夜寝る前にしまいたいところだけど、そこも手を抜いて自然乾燥させて、翌朝お湯を沸かしている間に食器をリセットしてから朝の支度。
というのがルーティンのようになっている。
お皿はよっぽどのことがない限りその日のうちに洗ってシンクをきれいにしないと気が済まないところがあったけど
友人たちにも
洗わなくても死なないし、水につけとけばオッケーだよ。
と言ってもらって
そりゃ常にきれいにしっかりやれたらいいだろうけど、それで辛くなるくらいなら、やらなきゃいけないことに目を瞑って早く休むことがベストなときもあると。改めて。
かといってそれは常に、ではなく
時と場合で変わるのだと思えたらいいなと。
適度に手を抜く、がなかなかできなくて
信じられないくらい何もやらないか、とことんやりすぎるかのどちらかだった今までから
30代も半ばになり
その時の自分や周りの人にとってほどよいベストをゆらゆらとしながら暮らしたいなと感覚が変わってきたように思う。