小さな命のために
あの時あそこにいた野良猫は今元気かな
あの水族館にいたイルカは元気に泳いでるかな
たまにそういう事を突然考える。
動物実験反対のLUSHの紙袋の意味を知った時、
ショッピングモールの帰り道でその袋を持っている自分が誇らしかった。
自然派で売っているコスメブランドが、動物実験をしていると知った時、落胆した。
私には犬と猫の家族がいる。
小さい頃から親に煙たがられる位、ペットを飼いたいとせがんでいた。
クリスマスの秘密を明かされたのも、クリスマスプレゼントに猫をお願いしたから。
中3の中間テストを控えたある日、ペットショップで最終値下げされていたトイプードルを飼うことになった。
20歳の頃、トリミングでお世話になっているお店で産まれた子猫ちゃんの中で、最後まで譲り先が決まらなかったベンガルの子猫を飼うことになった。
この子達が家族になった事で、私の人生は何倍にも明るくなり、どんな悲しいことも彼らの寝顔をみれば半分くらいになる。
この1年で2回、猫が猟奇的に殺められる事件があった。実際にはもっと起こっているかもしれない。
Twitterのニュースでその事を知って、悲しくて悲しくて仕方が無い。
そんなの惨すぎて、私には耐えられないし、言葉にもならないのに、
リプ欄には、この次は人が殺されるとか、殺人の予兆だとかそんな事ばかり。
そこにあった小さな命の事は、みんな事故で自転車がぺしゃんこになったくらいの事だと思ってない?
何度も夢に出てきた。その猫ちゃんが生きた少しの小さな世界の事。
私が飼い猫を撫でている時に、亡くなった猫ちゃんに頭の中ですり変わることもあった。
あったかい毛布で包んであげたい、この手で撫でてあげたい。
地域猫だって野良猫だって、夏は暑いし冬は寒い。雨の日は?嵐の日は?雪の日は?台風が来た時は?
そんな中でも懸命に生きる小さな命は、私たち人間よりもずっと強い。
どこかの地域のお祭りで使われる馬の事も。
人間を乗せて鞭を打たれ、坂をかけ登り
細い足で人間の作った崖やコンクリートに倒れ込む姿は、辛くて仕方なかった。
競走馬の第2の舞台だとか、他では用途がないからこのお祭りで使われるのは名誉な事だとか、
人間のエゴ、最低だ。
そのお祭りの動画は見れなかった。
広い大地の上で好きなように走り、好きな時に草を食べて、太陽を沢山浴びて生きて欲しい。
そうは思わないのが人間なのか?
私にそれらを止めることは出来ない。
でも、何か安全な環境下で生きられない、人間によって傷付けられた動物達や、懸命に生きる小さな命の為に出来ることをしたい。
今少しずつ大きくなってきた私のやりたい事の中で、Save the animals に貢献していきたい。