何もない日などない
約三か月ぶりの記事。
今日からはできる限り毎日書こうと思う。
日記を書いていると、「今日はぼーっとしてたら一日終わったなあ」なんて日がなくなるから。
中学生の時、できる限り毎日絵日記を書いていたことを思い出す。
当時、絵を描くことは好きだけど人に見せるのは恥ずかしいと思っていたので自己満のために絵を描く手段として絵日記をつけていた。
罫線ノートに自分で大きな長方形を書いて枠を作り、その日印象的だったシーンを絵で表現していた。
その説明として日記文を書いていたので、文章自体はぐちゃぐちゃだったと思う。
その時と比べれば、少しは文章がきれいに書けるようになっているといいな……。
今日の出来事。
今日は食パンを焼いた。
パンを焼くのに家のトースターだと6分かかる。正直時間かかりすぎだが、その間にできることをしようと、家の溜まったゴミをゴミ収集所に持って行った。
ゴミ収集所と言っても、マンションの1Fにある共同の収集所で、部屋のカギを使うと開けられる住人専用のゴミ収集所だ。
この時期あたりから家にゴミを溜めるとよからぬ虫がわんさか湧いてくるので、空いている時間を見つけてはゴミを捨てに行くようにしている。
私の部屋は4Fで、部屋のすぐ隣にエレベーターがあるので何のためらいもなく今日もエレベーターの▼ボタンを押そうとした。
すると私がエレベーターの▼ボタンを押す直前から、すでに1Fからエレベーターが昇ってきているのを確認した。
「あ、だれかすでに乗っているのか。」としか思わなかったが、
これで4Fの住人だとなんだか気まずいなと思った。
ゴミを1Fに捨てに行くだけなので、私はこのコロナ禍においてマスクを着けていなかった。
もし4Fの住人だったら、降りるときに会釈するだろうし、「こんばんは」と声をかけておいたほうがいいだろう。
でもマスクを着けていない私に声をかけられたら相手は嫌な顔をするだろう。
などと考えているうちに、エレベーターは目の前を通り過ぎ、5Fで止まったようだった。
よかった。杞憂に過ぎなかったようだ。
私はエレベーターに乗り込み、「1」のボタンを押した。
エレベーターに付いているモニターで次に公開される映画情報を眺めているとすぐに1Fに到着したので、ゴミをしかるべき場所に置いた。
そのまま1Fに止まっているエレベーターに乗り込もうとしたとき、背後から「キイイイイイイイイイイイイ」という不快な音がした。
現在、エントランスのドアの片方が壊れているのか、開くときにたいへん不快な音がする。
そのため、住人であれば壊れていないほうのドアを押して出入りするのだが、
Uber Eatsなどの宅配の人たちはそれを知らないので約2分の
1の確率で不快な音を立ててしまう。
「あーー、さっき5Fに上がっていったのも宅配のお兄ちゃんか。お疲れ様です。」と思いながら自分の部屋に戻った。
部屋のドアを開けると、香ばしいパンのにおいがした。おなかがすいていた私は「焼いている間にゴミも捨てに行けたし最高~~」くらいに思っていたが、
トースターの残り時間はまだ「40秒」となっていた。
嘘だろ、こんなにいいにおいがするんだからもう食べられるぞ私は。
と、「取消」ボタンを押し半ば強引にパンを取り出す。
さっきまでゴミを触っていたので、食べる前に一度手を洗っておこう、と洗面台に向かった。
私は洗面台に移った自分の顔、髪型、眼鏡の雰囲気が完全にお笑い芸人の空気階段の水川かたまりに似ているなと思った。
パンを食べながら、空気階段のコントをYouTubeで見た。
お笑い芸人だとマヂカルラブリーが好きだけど、別にどっちにも似たくはないなと思った。
ちなみに、マヂカルラブリーの単独のチケットは外れた。でも誰かと同行できるほどのコミュニケーション能力は持ち合わせていないので今回はあきらめようと思う。