みのり
都合よく美化された思い出。家族のこと。
せっかくnoteを始めたのに「書こう」と思えない。自分に期待しすぎているからなのか、それとも自分に甘すぎるからか。自分について書くことや創作を恥ずかしく思う気持ちが拭えない。 「書くほどのことでもない」と思ってしまう。書いたものを読まれる前提で考えているほうが恥ずかしい気がしてくる。でも読んでくれる人のために考えてしまうのは自然なことじゃないかな。 そうしてグルグルと考えてしまって、また書けない。無意味。 何かになりたい、誰かと繋がりたいという目的があってnoteを始め
書きたくて登録したけれどnoteは読むのも楽しい。
スキがもらえて嬉しい。ありがとうございます。
「ぼく、おかあさんにひとつだけ、まほうをかけられるよ」 洗濯物を抱えた息子が言う。 返して欲しい言葉は分かっているのに、母親は何も言わない。意地っ張りだから。 そういうことにしたかった。 でも本当の理由は振り返ると泣き顔を見られてしまうからだ。 言葉をかければきっと声で分かってしまう。 前日、父親は突然の事故で入院した。 母親は仕事が軌道に乗ってきた矢先のことだった。 家事もできる私。 育児もできる私。 仕事もできる私。 事故の知らせが入ってから、そんな暗示は解けてい