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カレー屋になりたいと思ったことは一度もない…②

南インド料理のことを考えはじめたのは、北海道に帰ってしばらくしてからのこと。
ドーサ…あれ、美味しかったなぁ。また食べたい。
札幌なら…食べられるんだろうか?
2014年当時で南インド料理と検索すると一件だけヒットした。
うろ覚えだけど、インド料理全般に扱っているお店でドーサが食べられるのは決まった曜日の夜だけだった。
日高在住で勤め人の私にはハードルが高すぎた。

ないなら作ってみようか…ネットでスパイスやインド食品を調べはじめた。
サンバルミックス?…たしかサンバルっていう料理だったな。ポチ。
ドーサミックスというのもある。これがあればドーサ簡単に焼けるのか!ポチ。
あとはひよこ豆とチャナマサラミックスを買った気がする。

数日後届いたサンバルミックス。作り方を見てみると…あっ!全部英語で書いてある!全然わからない単語ばかり。
検索してみたら、この作り方を翻訳したものがあった。よしよし、これでサンバルが作れる(ガッツ)
材料を確認…ん?トゥールダール??タマリンド??この期に及んで見たことも聞いたこともない食材の名前が出てきた。はぁ、また探すのぉ?
普通はここであきらめるのでしょうが、研究好きオタクの心に火がついた。
こうなったら意地でもサンバルを作る!
ネットでトゥールダールとタマリンドを注文。届いた初めて見る食材…翻訳どおりに調理してサンバルはなんとか出来たけど…えーっと何をやっているんだ私は?
思ったより酸っぱ辛いので少しメープルシロップでまろやかにした。(まだタマリンドを使うカレーに慣れてない頃の話である)
見たこともない食材で正解がわからない料理を作るという経験はかなりトリッキーだったが、まあまあおいしいからいいか、と思うことにした。

あおいねこの原点はこの
「よくわかんないけど美味しいからいいか」で、今も突き進んでいるのである。

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