詩 あなたの中に
あなたの中に
ひとりの少年が立っている
洗いざらしの服
日に焼けた顔
いつでも駆け出していける
ばねのような手足
草を踏み 道をつくり
川を渡り 光を散らす
瞳に時折浮かぶ不安の影は
誰にも気づかれない
きっと結んだ唇
ぶっきらぼうな右手
細い流れを遡って行った先には
いったい何があるのか
走れ
走れ
鼓動の源へ
あなたの中に
ひとりの少年が立っている
洗いざらしの服
日に焼けた顔
いつでも駆け出していける
ばねのような手足
草を踏み 道をつくり
川を渡り 光を散らす
瞳に時折浮かぶ不安の影は
誰にも気づかれない
きっと結んだ唇
ぶっきらぼうな右手
細い流れを遡って行った先には
いったい何があるのか
走れ
走れ
鼓動の源へ