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※こちらは電子書籍化したものの続編です。 はじめからご覧になる場合は、こちら (無料)にどうぞ。 ※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。 ※1話ずつ購入(150円、週1回更新)されるよりも有料マガジン(月500円)のほうがお得に読めます。
※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●お(尾、緒、緖、紵) 色々な動物にあるが。大概かわいいものが多いと思うわよ。爬虫類はムリ。 おたまじゃくしとかも個人的に苦手なの。犬や猫なら全然平気なんだけど。 って、それって関係なくない。冗談じゃないわよ、あんたの趣味に付き合わない。 しっぽの博物館でも建てるつもり。いくら作り物でもリアルすぎんのよ。
※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●園林(えんりん) この中では袋のねずみ同然。ようやく我が力が発揮できるというものだ。 しかしあの小僧、大した腕前だ。殺すにはいささか惜しいが、仕方がない。 出会いかたが違っていればよかったが。さて、そろそろ潮時だろう。 「ちょいとおっさん。あの程度の幻術じゃあ、俺を捕まえるなんて到底無理だかんね」
※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●遠慮(えんりょ) いやいいよ、誘われてないからさ。皆で楽しんできて。じゃ、また明日ね。 黒い噂が絶えないからなあ。それに、行ったってどうせ愚痴や悪口だしさ。 酒がまずくなるんだよね。気持ちはわかるけど、それならゆっくり寝たいし。 文句を言うなら辞めればいいのに。あるいは見返して上に行くとかさ。はあ。
※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●援用(えんよう) これがでっち上げじゃないことぐらい分けるよな。何せ他の部署からのだし。 しかも昨日貸してもらえるように頼んだんだ。これでわかっていただけた。 よろしい。まったく、誰をハメめようとしてんだかね。相手を見ることだ。 それにしても連中、性懲りもなくやってくるが。調べておいたほうがいいな。
※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●煙霧(えんむ) さすがは工業の町。空気が汚ないや。これほどとは思わなかったけど。げほ。 マフラーで覆うのも無理があるな。とりあえず早く建物の中に入ってっと。 ちょうどよかった、ここ宿屋だったのか。ここの場所を聞いていよう。 え、もっと先ですか。困ったな。ところで女将、マスク売ってないですかねえ。
※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●円墳(えんぷん) へえ~、あれって上から見たらああなってるんだ。横からじゃただの棒だし。 にしても、許可を取ってあるとはいえおっかないよね。中に入るのってさ。 何か呪われそうじゃない。出てきそうだし、悪い夢でも見なきゃいいけど。 そんな心配したってしょうがないか。んじゃ、早く終わらせてゆっくりしよ。
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※このページは既に電子書籍化した作品集のため、有料マガジンでのみご覧になれます。 ※無料版はこちら ●エンパワーメント やってくれるな。あの力、間違いなくあの人から取り出したものに違いない。 外道極まるな。彼は一族の仲間、奴もあの女も、決して許しはしない。それに。 どちらにしてもあのオバサンには貸しがある。死んでもらう以外にないぞ。 異論はないだろ、二人以外は因縁がある相手なんだから。じゃ、行くぞ。