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修行③自律心

最大の敵は己

覚悟を決めてきちんと向き合うしかない

自分の未熟さ、至らなさを認め、この世に存在する意味や目標を見失わず、今認識しているいくつかの問題に一つ一つ真摯に取り組むしかない

引き寄せた意味を噛みしめ、そのやり方はあくまでも自分らしく

甘え上手で無責任なのに気が強く、夢見がち

私は何かあると自分一人で結論を導き出せず、信頼出来る人に頼ろうとする

自分で考えようとしても、いろんな自分の雑念に翻弄され不安感ばかりが先に心を占領して、その状況から逃げ出したくなる

そんな自分に向き合って克服しなければ、独りで生きられる自分になれる訳もない

自己肯定感を高めるとか、自分を信じるとか

自分自身が心から自分を認めなければ、そんな風になれるはずも無い

ダメな自分も受け入れて、自分の良心に背かない行動をして、自分なりの答えを見つける

もがきながら、苦しみながら、自分自身で立てた規範に従って行動する

それを繰り返す事で、きっと自分という人間を理解していけるし自己肯定感も高まっていくんだと思う


幼い頃、何事も他人任せだった私が、自分で決めて自分で掴んだ人生最初の成功体験である高校受験を思い出す

それまで勉強の出来なかった私は、高校には行きたかった

しかも、魅力を感じた高校は、自分の偏差値では到底無理な学校だった

バカなままの自分じゃ嫌だ、あの高校に入学したいという一心で勉強した

小学校の教科書までさかのぼって勉強した

長期間の受験期が辛くて逃げ出したかったけれど、自分に言い聞かせていた

「自分が今まで勉強して来なかった結果が今の偏差値なのは事実だ」

「だけれど、あの高校に行きたいなら、不安がってる暇は無い」

「そんな時間があったら単語の一つでも覚えろ」

受験期間ずっと不安で苦しい気持ちは拭えなかったけれど、試験当日はもう覚悟が出来ていた

「私は私なりに出来る限りの勉強をした」

「それで落ちたなら仕方ない」

そして合格の結果を知った時、頑張った自分を心から認める事が出来た

自分で目標に向かって自分なりに努力してやり切った事

くじけそうになりながらも諦めなかった事

これがどれだけ自分に自信をもたらしてくれる事か


人生の選択は、勉強だけすれば結果が伴う受験ほど明確じゃないし簡単でもない

だけれど、自分が目指した事に対して自分自身が行動する事が大切


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