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脱専業主婦!イギリスで現地採用〜職種・採用方法・給料など紹介〜
今年の7月に現地で仕事をゲットすることができました!
何かとバタバタしたり、引っ越しや新しい環境に慣れるまで忙しくしておりました。
そのためnoteの更新をこんなにもサボってしまい…あっという間にイギリスで2回目の年末を迎えようとしています。
タイトルの通り、なんとこんな私が現地でお仕事をもらうことができたのです。
その記録をこちらに残していこうかと思います。
ロックダウン明けから始まった採用活動
4月にロックダウンが緩和され、徐々に採用情報(主にアルバイト)が増えてきました。私は全部で4つのカフェとパブに履歴書を提出しましたが、全くと言っていいほど返事はありませんでした。
しかし1ヶ月後、なんと応募したうちの3箇所から面接の連絡をもらいました。まさか忘れそうになった頃に、こんなに反応があるとは予想外でとても恐縮してしまったのです。
正直、自分の英語力で「働く」なんてことが考えられず、応募したものの恐怖心が勝ってしまいました。それに加え、そのころはまだ旦那さんの大学院卒業後の予定など目処が立たず、一時帰国も視野に入れていたので絶対に働けるのは3ヶ月であるという返事をしてしまったのです。
当然、そんな短期間のワーカーなんて相手は求めてないはずです。見事に面接は見送られました。
本命の職場からまさかの連絡が
そんなとき、以前から働かせてほしいとアタックをしていたLUSHのマネージャーからトライアルシフトに来てほしいとのメールが届いたのです。
どれほどしつこくアタックをしたかはぜひこちらの動画をご覧いただければと思います…(笑)
しかしそんな連絡をもらったにもかかわらず、またもや恐怖心が出てきてしまった私は他の募集先に言ったことと同じく数ヶ月しか働くことができないかもしれないということを伝えてしまったのです。
どんな返事が来るのか緊張しながら待つと、これまた予想外にOKの返事が。夏のテンポラリースタッフとして採用を考えているとのことでした。
これはもうやるしかない、当たって砕けろ!貴重な経験だ!と心を決め、トライアルシフトの日程を調整してもらったのでした。
面接当日の様子
トライアルシフトまでは5日間あり、人生で一番と言っても過言ではないほど英語に打ち込みました。DMMで海外就労の経験がある日本人の先生を探しては面接の様子を聞いたり練習に付き合ってもらいました。
当日のスケジュールは1時間で、45分間のフロアトライアル+15分間の面接という流れでした。
お店の前に到着し、口から心臓が飛び出てくるのではないかと思うほどドキドキしてめまいがしたのを覚えています。なんならこのまま帰ってしまおうかとも思いました。
しかし、夢の海外生活でずっと家に閉じこもり、自分のコミュニティを持てないのはもう嫌。十分。これ以上苦しい思いはしたくない!と自分に言い聞かせ、お店に足を踏み入れたのです。
今まで出会った中で一番美人なお姉さんに声をかけてもらい、トライアルシフトに来たことを震える声で伝えました。すると2人のスーパバイザーとマネージャーがものすごく温かく迎え入れてくれ、その日のスケジュールを説明してくれました。
まだ採用も決まっていないのに、最初にバックルームを案内してくれたり、日本の大きな店舗で働いていたことに対してすごく興味を持ってくれました。話も弾み(何度も聞き返しましたが)そのおかげでわりとリラックスしてフロアトライアルに挑むことができました。
その時間帯は比較的お客さんの数が少なく、なかなかアプローチするところを見せられずに少し焦りましたが、他のスタッフに積極的に自己紹介をし、コミュニケーションをとったり、日本で働いていた身からすると信じられないほど商品のパッケージに埃が溜まっていたりしたのでクレンリネスを徹底しました。
以前の店舗は外国人のお客さんが多かったので、正直英語での接客は慣れていました。フレーズが決まっていますし、懐かしい感じがしました。しかし問題は英国アクセント…これにはだいぶ苦労しました(笑)
あっという間に45分が過ぎ、最も恐れていた面接の時間に突入です。
オフィスでマネージャーと1対1での面談です。実はトライアルシフトの予定を立てるときに、バカ正直に「英語を学んでいる途中なのでどんなことを質問するのか教えて欲しい」とお願いをし、自前に具体的ないくつかの質問内容を教えてもらっていました。
しかし問題発生。マネージャーに聞かれた"area of opportunity"というワードが全く分からなかったのです。お恥ずかしながら、なんと翻訳を使わせてもらったのですがそれでも理解できず(笑)
質問の流れ的に「どんなことを目標として達成できたのか」という感じだと思い、積極的に理アプローチをしたことを話しました。それで合ってた…はずです。
最後の逆質問ではUKでのベストセラーカテゴリーを聞いたりしました。バスタブのある家が少ないのにバスボムのシェア率は日本よりも高いのは面白いですね〜的な感じで話を広げました。
そして面接も終わろうとした時、チームメンバーの雰囲気やみんながとても親切なこと、ぜひ働きたいし英語も頑張って成長させることを約束します!と、聞かれてもいないのにこちらからアピールをしました。
本当にフレンドリーで親切なマネージャーで、私の英語は全く問題ではなく、それをサポートして助け合うためにチームがいるのでいつでもすぐに頼ってほしいと言ってくれました。まだ採用も決まっていないのに嬉しくて涙腺が緩みました…
嬉しいことに、帰り際にたくさんの商品を渡してくれました!(£100以上相当)こんな場所で、このチームと働きたい!と心から思いましたし、帰りのバスでは胸がいっぱいになったのを覚えています。それと同時に、ネガティブな私は「もしかして不採用だから落ち込ませないためにこんなにくれた…?」なんて思ったりもしたのです(笑)
採用!給与や契約内容
トライアルからちょうど1週間後、メールで採用の結果が届きました。
結果は、あんなタジタジな面接だったにもかかわらず採用してもらえました!
契約内容はこんな感じです。
・半年間のテンポラリースタッフ
・時給£9.50
・土日をどちらか含む
・週15時間+最低週3日出勤
イギリスでは基本、交通費は支給されません。しかしリテール(販売)にしては悪くない時給でした。
お金というよりかはただ働きたい、家から出たいという気持ちが大きかったので給与面はラッキーと思っていた程度です。
また、採用のきっかけとなった要素のフィードバックもくれました。
・短時間で既存のスタッフとエンゲージメントを築けたこと
・お客さんが少ない時間のフロアでの配慮
・お客さんへのアプローチやオープンクエスチョンに好感を持ったこと
どれも意識したことだったので言葉にならないほど嬉しかったです。
採用されてみて思ったこと
実はこのメールをもらう前、断ってしまいたい気持ちがありました。
というのも、やはりイギリス英語が聞き取れなかったことやお客さんや同僚にうまく伝わらなかったことがトラウマになっていたのです。
今となってはバカな考えですが、その時は本当に怖かったのです。
しかし妹にこの話をしたときに、「海外で働くチャンスなんて滅多にない、小さい頃からの夢だったし絶対に挑戦した方がいい。難しいと思ってもたった数ヶ月なんだからあっという間に終わるよ」と。
この言葉には本当に救われました。
今では断らないで本当に、本当に!よかったと思っています。
たった1ヶ月で正社員に
働き出して1ヶ月が経った頃、なんとマネージャーからテンポラリーではなくパーマネントスタッフにならないかというお話が。
日頃からよく褒めてくれるマネージャーで、バリデーションが本当に上手で私の頑張りを認めてくるのがモチベーションになっていました。そんな中でのこのオファーをもらったことは、社会人人生で一番嬉しい出来事です。
丁寧にオフィスに呼んでくれて、マネジメントチームの全員が私をパーマネントスタッフにすることに賛成していると話してくれたのです。
この先いつまでここにいられるか約束できないと伝えている中で、私を残したいと猛プッシュしてくれたのです。この感動は一生忘れられません。今まであまり「認めてもらう」という経験がなかったので、心がいっぱいになりました。
ここ数ヶ月で旦那さんの就職も無事に決まり(延長ビザが承認されれば)しばらくは今のお店で働くことができそうなのです。
ちなみに、私が採用された数ヶ月後に何人か新たなテンポラリースタッフが雇われましたが誰一人として正社員採用はされませんでした。そこも自分に自信が持てた要因のひとつです。
約半年が経過した今は?
働き始めてからそろそろ半年が過ぎます。
英語はだいぶ上達したように思います。イギリスならではの言い回しや単語、アクセントにも慣れてきました。
未だに分からない単語を使われてネイティブのスタッフにヘルプを求めることがありますが、必ずなんて言っていたのかとその意味を調べてインプットとアウトプットをするようにしています。
クリスマス前の超絶繁忙期でお客さんがイライラしていることもあり、心ないことを言われて傷ついたことも(詳細は後日別記事にて)ありますが、なんとか頑張っています。
そして何よりも、楽しいです!!!
自分が海外で働いていると実感したときや英語で様々な人と会話しているのを思うと、自分の成長と強くなったことを実感します。それに大人になるにつれて何かに挑戦したり、成長する機会って減ってくると思うのです。
こんな経験ができていることや夢が叶っていることに感謝する日々。
ホームシックで大泣きした夜もありますが、私は楽しんでいるし満足しています。ただ、初心の素直な気持ちを忘れないようにすることがこれからも大切だと思っています。
他にもイギリス英語の面白い表現や経験を記録したいと思います。
これからnoteをもっと活用できればと思いますが、各種SNSもよろしくお願いします♡
それでは、今回も読んでくださりありがとうございました!
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