ヴィーガンのきっかけ
私は誰が何を食べようと、それはその人の選択であって私がその人を批判する権利はないと思っています。
高校生まで私は牛肉が大好きでした。本当に大好きで、野菜など全然食べませんでした。でも豚肉はあまり好きではなく、食べるのはほぼ牛肉で、鶏肉はマックナゲットやからあげクンぐらいでした。
そんな私がヴィーガンになるきっかけになったのは大大大大ファンであるマイリー・サイラスの影響。
彼女が言った『動物のことを愛しているから食べたり残酷な目に遭わせたくない』という言葉が私に響いた。
マイリーは大の動物好き。犬、猫、馬、魚、ブタを飼っている。
今まで食肉産業の実態なんて考えたことがなかったけど、YouTube や Facebook で見る家畜農場や屠殺場、精肉処理工場は酷かった。
言葉を持たない罪もない動物が、残酷な方法で飼育され殺される。実際、心が張り裂けた。
肉を食べることをやめようと決心したものの、やはり急に食生活を変えるのは難しかったので、まずは食べる数を減らすことから始めた。
やはり我慢はキツい。これもマイリーの言葉だが、『ヴィーガンになってもベーコンの美味しさは忘れない』と。まさにその通り。
私の場合、シーフードは元から好きではなかったのでそれをやめることは簡単だった。ただ、ヴィーガンではなく、動物を殺さないで作ることができる乳製品や時々卵は食べていた。しかしこれも結局は残酷な方法で飼育されているのは同じであって、断ち切らなければならない。
私は動物を食べる人に何か否定的なことを言ったことがない。(ヴィーガンを勧めることはあるが)
しかし、学生のころは動物を食べないことに関してたくさん嫌味を言われた。『肉を食べないなんて人間のエゴだ』『野菜がかわいそうだから食べれない』本当にそう思うなら口に出さずにそうすればいい。わざわざ私に聞こえるように言う必要はないはず。
ヴィーガンやベジタリアンは時に過激な行動をする人もいる。そういう人がメディアで報じられることによってヴィーガンは危ない人たちだとか、宗教だと思われてしまう。
私はそうなりたくない。ただ肉を食べてもそれはその人の選択だが、確実にその肉は不健康な方法で作られ、自然環境を破壊し、残酷な現場で食卓に並んでいることを人々は知らなければいけないと思う。
マイリーは過激なパフォーマンスで注目を集めたけど、その理由は自分がしている世の中を良い場所にするための活動を知ってもらいたかったから。
だけど結局、裸になってもどんなに派手なことをしても誰もそういう部分には興味を持ってくれなかったのだそう。
そこで彼女は Happy Hippy Foundation を設立。
この団体では動物愛護、人権、環境など様々なエシカルな問題に取り組んでいる。