弱視の私と読書
こんにちは、やよいです。
今日は弱視の私と読書について書きます
私は未熟児網膜症と他にも目の病気があり、生まれてからずっと弱視です。
片目は赤ちゃんの時に失明していて、もう片方の目で見て生活をしています。
弱視とは、何らかの原因で視力の発達が障害されたもの。メガネやコンタクトでの矯正が難しいものを指します。
うろ覚えですが、小学時代の視力は0.1くらい。
一番視力がよかった時は高校時代の0.4でした。
40代の今は、0.02で、大人になってから徐々に視力が落ちています。
視力が低い事が大きな要因で、私は読書が嫌いでした。
小学生の教科書は少し文字が大きいので、ルーペを使わずに教科書を読めますが、「文字を読む事が面倒くさくていやだなあ」といつも感じていました。
一年生の国語の授業で黙読する時間があり、面倒だったので適当にページをめくっていたら、
「ちゃんと読みなさい!」と先生に叱られました‼️
そりゃ、叱られて当然ですよね。
その先生は、戦争の体験を話してくれたり、お土産の飴をくれたりして好きな先生でした。
先生のことを思い出すたびに、いつも黙読で叱られたことを懐かしく温かい気持ちになります。
話がそれました。
それ以降は、読んでるフリはしないですが、苦手意識はずっと持ち続けていました。
時は流れ、私が25歳頃に、"デイジー図書"というものが普及し始めました。
本を音読したデータにページをつけたり、章ごとに分けたりしてあり、ページや章への早送りや巻き戻しをして聞けるものです。
それまではカセットテープがありましたが、デイジー図書のように自由に行き来できず不便なところがあったため、とても便利になりました。
私は、資格を取るための勉強をする時に、デイジー図書を使っていました。
教科書以外の専門書や国家試験対策の本がたくさんあり、とても役立ちました。
デイジー図書を使ってみて、私は目よりも耳から情報を得る方が頭に入りやすいことに気がつきました!
そのうち、小説を読んでみようと、いくつか読んでみました。
すると、スイスイ読み進められて、内容も目に浮かぶように想像できてとても楽しかったです。
自分好みのテイストの小説に出会えたことも幸運でした。
それからは、小説・心身に関する専門書・ビジネス書・自己啓発系とさまざまなものを楽しんでいます。
普段使う音声で聞く読書方法は、以下のふたつです。
・デイジー図書(サピエ図書館からダウンロードし、アプリで聞く)
・Kindle版の電子書籍(Kindleアプリを使用。あわせてiPhoneやiPadの Voiceoverで音声読み上げ機能を使用)
この他に、オーディオブックも音声で聞くことができますね。
弱視の私は拡大して読む事ができるので、電子書籍の雑誌や写真やイラストの多いvoice overが使えない本はKindleアプリで拡大して読んでいます。
不思議な事に、紙に印刷されたものは読みにくいですが、電子化されていると読みやすいと感じます。
また、紙のものを見る時は、ルーペではなくiPhoneや拡大アプリの電子ルーペが私には見やすい事に気がつきました。
技術の進歩に感謝です❤️
このように随分前から私の読書は電子化していてとっても便利!
ひとつだけ、デメリットとしては積読(つんどく)の量が増えがちな事です。
同じ作家さんや同じテーマの本をつい一気にダウンロードしちゃうのです。
読むのが追いつかず溜まっています。
読書する直前に読みたい本をダウンロードすると、読みたい熱が保たれて、読書が捗り頭にも入りやすいとわかっていても、
一気にダウンロードするクセが止まりません。 笑
みなさんの読書の工夫は何かありますか?
今回のタイトルいらすとは、開いたら本とその向こう側に花が飾られています。風でふんわりとページがめくられて、柔らかい印象です。
みんなのギャラリーから、使わせて頂きました。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたへの感謝と幸せを願って心を込めてハグ🤗