見出し画像

02 自主性の大切さ

あおいほし絵画教室は自由なアトリエです。しかしそれは単に「教室にある絵具や画用紙を好きなだけ使っていいよ」ということだけを意味するのではありません。あくまで「自分の想像を形にするために」という目的を大前提としています。


まず、一般的な自由制作と課題制作のそれぞれの特徴をお話します。

課題制作では、画法や道具の使い方など、いくつかの学びのポイントが設定されています。あらかじめ準備された材料や段取り、また先生から「まず筆を取って……、線に合わせて……、」と手順に従って制作を進めることで、美しい作品や新しい経験を得ることができます。しかし、これでは子どもたちが失敗や試行錯誤する機会が少なくなってしまいます。

一方、自由制作では、先生が様々な道具や材料を用意し、子どもが自由に取り組めるように環境を整え、見守られる形で進められます。しかし、ただ「自由にやってみよう」というだけでは、子どもの力や経験が十分に育たないことがあります。子どもが自分の得意なことや過去に経験したことを繰り返すだけで終わってしまうことが多いためです。

あおいほし絵画教室では、テーマやモチーフを子どもたち自身が自由に選択できるようにしています。そして、先生たちはそれぞれの子どもの個性や力、選んだテーマに合わせた表現方法を提案し、一人ひとりの思いを尊重しながら、自立を目指した指導を行っています。


自主性の大切さ

自主制作とは、自分で感じ、考えながら作品を作り上げていく活動です。あおいほし絵画教室では、この過程で得られる「自分自身と向き合う時間」をとても大切にしています。

「自分は何が好きなのか」「何を良いと感じるのか」「何に心がときめき、どう進んでいきたいのか」。

制作の過程では、「何を表現する?」「何を使う?」「どんな色?」といった多くの自己決定の場面が出てきます。

子どもたちにとっては、この自由な選択が難しく、時に苦しい過程になることもあります。「好きに描いていいよ」だなんて言われても、どうして良いかわからず戸惑ってしまうのです。

だからこそ、先生たちが支えます。時には手を差し伸べ、時には見守りながら、子どもたちの追い風となって、達成感や自己肯定感を育てていきます。

それは、自分の心がときめく方向を見つけることが、人生を豊かにしてくれると信じているからです。


目指す子ども像

あおいほし絵画教室が目指す子ども像は、次のとおりです。

・自己実現を目指し、実践していく過程の中で、達成するまでの喜びや悔しさを味わえる、明るく元気な子ども。

・自己表現を深め、ひらめきや工夫を大切にし、表現する楽しさや苦しさを味わえる、感性豊かな子ども。

あおいほし絵画教室|目指す子ども像

3歳から12歳までの子どもたちそれぞれの学年に合わせ、細かくねらいや評価のポイント、指導カリキュラムを設計しています。

カリキュラムの内容を話し始めると、とても長くなってしまうので、ひとまず後回しにしますね。




あとで話すことメモ

・主幹となる肯定的な援助

・あおいほし「自己実現までの6つの手立て」

・あおいほし環境設定「3つの間」

・学年別のねらい、評価、カリキュラム、年齢別適材表


いいなと思ったら応援しよう!