見出し画像

#48 生徒が勝手に学び始める英語授業⑧教科書を学習しよう(教科書の内容理解編)

昔は疑っていたんです、私も。

さぁ、今回も張り切っていきましょう。令和の新教育(と私は思っています)「生徒が勝手に学び始める英語授業」です。

いや、そういう「勝手に勉強する」とか「教えない授業」とかそういうタイトルの教育書を見ると、

「・・・そんなわけあるかい」

と思っていたんですよね。昔は。

でも、適切に生徒達の周りの環境を整えてあげて(英単語編で紹介したQuizletもその1つ)、生徒達のコーチになってあげれば、実現すると思っています。

ただやっぱり、英語を学んでいく上で知識を伝達することって絶対的に必要で、知識を伝達するだけであれば一斉授業の方が効率がいい。そのあたりは教科書の内容理解ともつながっていますので、本記事の第⑧回からは数回に渡ってお伝えしたいと思っています。

「生徒が勝手に学び始める」までの段階まで、いかに速習させるか、しかも完全習得を目指して、という内容です。

輪島塗。

教科書の内容理解、イメージしていることは「輪島塗ができるまで」です(わかりにくい。そして私は輪島出身ではなく福井県出身)。

輪島塗って、1つの作品ができるまでに23の行程があるそう。最初は、木の継ぎ目を切り取ったり、節を取り除いたり。次に漆をしみこませて、生地を固める。そのあと、もう一度凹凸面を補って、磨く。そのあと、漆を塗って研いで磨いて、漆を塗って研いで磨いて・・・の繰り返し。最後に仕上げとして筆でデザインをして完成。

こんなイメージで教科書を教えてます(わかりにくすぎる)。

ちまちまと1ページずつ進むやり方もあるけど

昔は、ウォームアップして(歌とかビンゴとかよくやったなぁ)、復習して(前時で習った文法項目を使ったスピーキング活動が多かった)、導入して、教科書の内容をちらっとやって、そこにでてくる表現とか文法でメカニカルプラクティスして、このあたりで時間がなくなって(汗)、生徒達の理解度がよく分からないままだった。

*あくまで私の話です。

そうやって1ページずつやる方法もあるんですけど、今やっている「生徒が勝手に学び始める英語授業」のための方法はちょっと(というかだいぶ)違う。

一回で言語を覚えられる人いたら、出てきてほしい。

これをご覧の方は、たぶん英語教員の方が多いと思うのです。ご自身の英語学習を思い出してほしいのですが、

英単語って、一度単語帳を読んだだけで覚えられました?

私は無理でした。思い起こせば高校時代(こんなことを書き始めるからnoteが長くなるw)。高校1年生の入学時に調子に乗った私は思っていたわけですよ。

英語なんて楽勝。

と。

だって中学校の英語しか知らないからね。

だいたい中学校の英語は、教科書を授業中に読んで、英単語を覚えにくいのだけチェックしておけば、楽勝でテストの点数がとれていたので。

そして、初めて受けた「県模試」(という県内一斉に受験するテスト)。

・・・?

・・・・・え?

単語わからんのやけど。

(授業聞いていない私も悪いけど)この単語、ほんとに授業で習った?

長文に載ってる英単語、ほぼほぼわからんのやけども。汗

と。

そこから一念発起して、当時電車通学だった私は「電車の時間は英単語の時間」と決めて「速読英単語(入門編)」をず~っと読んでいました。そこで思ったのが、英単語(というか英語)覚えられないってことです。一回じゃとうてい無理。

繰り返し繰り返し(輪島塗ができるときに何度も研いで、何度も漆を塗るように)英単語に触れる必要があると言うこと。

そう、繰り返しは正義だ、と。

教科書を重く1回vs教科書を軽く7回

教科書の内容理解に話を戻します(前置きが長すぎた、なんとここまで1700文字)。

前述のようなやり方で教科書を1ページずつ1回学習するのと、教科書を軽くでいいから手を変え品を変え7回学習するのって、どっちが学習効率が良くて、完全習得を目指せるんでしょう。

答えは(少なくとも私の中では)明白かな、と。

私は教科書を複数回(6回から7回ほど)学習をして、アウトプットにつなげるようにしています。

いやいやいやいや!と。

この重くなった(英単語の数とか表現の増加という意味でも)教科書をどうやってそんなに回せるのか、また次回のnoteで!!

新刊、出ました!もしよければ↓

ではでは、また次回~!

いいなと思ったら応援しよう!