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#45 生徒が勝手に学び始める英語授業⑤ Quizletを英語授業にどう取り入れている?

さぁ始まりました。

令和の英語授業「生徒が勝手に学び始める英語授業」実践です。

正直に言います。いや、昔はね「生徒が勝手に動き出す」とか「教えない授業」とかキーワードを書籍で見ると、「そんな上手い話があるか!」と思っていたんです。でも違いました。

そのための準備をして、ちゃんと生徒たちと関わって、モチベートして、コーチングして、環境を整えれば、それもあり得ます。できます。ぜひ、一緒に実践を積み上げていきたい方、連絡ください!一緒にやりましょ!

昨年立ち上げた「英語教員がちサロン」でも研究をしていますので。サロンに入ってみたい方、DMください(ちなみにQuizletのURLも全てそこでシェアしています)

ではいきましょう。「勝手に動き出す英語授業」実践のために、本当に色々としているんですが、今回も英単語学習編。

ちなみに、これまで書いてきた授業実践については、こちらのマガジンにまとめました。これらをご覧になってからの方が面白そうです。

英単語学習の主軸をQuizletに。

私の授業では、まずは小学校単語から(中1・4月)


私は、英単語学習の主軸をQuizletにしています。

これまで、英単語の学習って、「来週ここまでのテストをするから」「家で勉強しておいてね」くらいのものでした。でもそれってとっても乱暴だと思っていて、生徒たちはどのように勉強したらいいのか(なんならすぐに飽きちゃうし)、わかりませんでした。

でも、Quizletなら、前回のnoteで書いたように英単語を覚えていく上で、楽しく覚えていけるシステムがあります。しかもタイピングで学習できるから紙に書くよりも速い(もちろんそっちの方が自分の学習に合っていると言うのであれば、紙でもOKだし)。

だから、生徒たちの英単語学習に対する「選択肢が広がる」イメージです。

Quizletに合格したら次に進めるシステムを。

私は、教科書の1単元を3分割してQuizletの学習セットを作りました。

休校になった時に一気に作っちゃった。

1つの学習セットに収録している単語は、15個くらい。だからすぐに覚えられちゃう。生徒たちは、「テスト」「マッチ」などなど楽しく学習しながら英語単語を覚えていきます。

で、次に進むために行うのが「音声チャレンジ」。

これを全問正しくタイピングできたら合格としています。

音声チャレンジは、学習セットに収録している英単語の中から(私の場合は、15個)、ランダムに問題を出題してくれます。

日本語が表示されて、ネイティブによる音声が流れる。それに対応する英単語をタイプする感じです。合計7問出題されて、全部完璧に答えられたら合格で、次の学習セットに進みます。

イメージ的には、

Unit1(前半)

↓合格(不合格ならもう1度)

Unit1(後半)

↓合格(不合格ならもう1度)

Unit1(会話表現)

↓合格(不合格ならもう1度)

Unit2(前半)

↓合格(不合格ならもう1度)

Unit2(後半

以下、続く(なんなら次の学期・学年まで)

って感じで取り組む。これで1学期のうちに1年分の英単語を終わった生徒もいるんです、すごい。すごい。

これまでの英単語テストでは、不合格の生徒たちに再テストする時間すらなかったんです(忙しすぎ)。そして、その度に紙を印刷する無限ループ。

でもQuizletを使ったこの方法なら、習得してから次に進む(逆に言うと習得しないと次に進めない)ので、生徒たちも頑張って勉強してきます。しかも、周りはどんどん進んでいくので、なんとなくやらなきゃいけない雰囲気もできる。笑

QRコードをシェアして「どこでも練習できる環境」作り。

「先生!(Quizlet使って)家で英単語の勉強してきました!」の声が増えてます。

と言っても今、小学校・中学校でどのくらいの英単語を学習するか知ってます?

なんと小学校700単語、中学校で1800単語ですよ。

なんとなんと合計2500単語(え〜と、確か私が中学の頃はもちろん小学校で英語なんてなかったし、中学校でたったの800単語だったような)

だから、どうして家庭学習は必要になってくる。英語の授業中だけで覚えることhほぼ不可能なんじゃないかな。

大切なのは、「英単語を勉強しないと!」「(今やってるQuizletに合格し)次に進みたい!」と思わせる雰囲気作りと環境作り、システム作り。

「家でも英単語の勉強しないと!」「家でも勉強したい!」と思わせたらこっちのもの。

そこで、年度当初に年間で習う分のQuizletをQRコードでシェアしています。

タブレット持ち帰りがOKな学校・自治体ならタブレットにブックマークしたり、ショートカットを作ればいいんだろうけど、うちはまだそこまで実施していないので、紙で配布。

でも、これ結構よくて、部屋の壁に貼っておいて自分が使っているスマホで読み込んで、手軽に勉強できたりしてるみたい。

ただ、やっぱり最初は先生による口頭練習。

英語が苦手な生徒は、まずは「マッチ」から↑簡単で楽しい。

ここまでQuizletを紹介していてなんですけどね、やっぱなんで最初が大切なわけで。

私はQuizletの練習・テストに入る前に(要は、授業の最初に)、テスト範囲の英単語ぜ〜〜んぶ導入して、生徒たちが正しく発音できるか、日本語の意味がわかるかチェックしています。

それにクリアできたら初めてQuizletに入れるようにしています。

別にどれだけ前倒ししても大丈夫。そう、音声が伴って入れば。

英語を聞いて、スペルを入力する。シンプルだけど最強。

この辺りは、「百ます計算」で有名な隂山先生の「漢字前倒し」に習いました。ご存じですか?1年分の漢字をGWまでに終わらせるんですよ。私も小学校教員を小学校教員をしていたことがありますが、考えられん!すげぇ。

音声さえ伴っていれば、私は英単語の前倒しは賛成です。

むしろどんどんすればいいと思っています(なんなら、うちのクラスで3ヶ月で1年分終わった生徒も複数)。

この音声が伴っていれば、というのが大切。音声を知らない英単語を覚えることほど苦痛はありませんからね。

いや、本当にありがたいんです、この音声と英単語を繋げてくれるQuizlet。

余談ですが、2020年の4月、いつま続くかわからないコロナ禍による休校の中、私はどうしても生徒たちに音声を届けたかった。学校HPに音声を載せる(著作権)など色々と考えました。どうしても、生徒たちに英語の音声を届けて、英語の勉強を続けてほしかった。

当時、選んだのがYouTubeでした(学校全体でやりましょうとも提案したけど、結局個人で開設しました)。

今は、YouTubeとQuizletの両輪が使えています。あの時、悩みに悩んで良かった。そして、簡単に音声が届けられる授業を作れてよかった。

とりあえず、Quizletをどう英語授業に取り入れているのか、はこの当たりにしておきます。

いや〜、書きました!なんと原稿用紙7枚分!

次は、教科書本文をどう指導するか、内容理解編を書いていきます!

ではでは〜!

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