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こんなもんじゃない、の先へ

ここ最近、自分の特性や過去との向き合いで随分と自己理解が深まった。
しかし、ここで問題になるのが「で、どうする?」だ。
エレメンツコードで「地・水」属性だった=最近のSNSビジネスや既存の起業ノウハウが合わないということが判明。
HSS型HSPだった=刺激が好きだけど無意識にダメージを受けているので休みは怠けではなく必須であることが判明。
ではこれからこの特性を活かして、私はどのように生きていくのが正解なのだろうか。

大人しく生きていくのは違う気がする

上記の特性を持つ人に勧められているのが「自分と大切な人が幸せであればそれでいい」「無理に起業しなくてもいい」「派手な幸せよりのんびり休める生活がよい」といったライフスタイルだ。

確かに一理ある。成功者にありがちな青い海と白い砂浜でのバカンス、摩天楼の夜景、派手なネオンにシャンパンタワー、ゴルフにグランピングなどには実は少しも興味がない。
どちらかというと近所のカフェや純喫茶で美味しいコーヒーやケーキを食べながら本を読んだり執筆をしたり、時々寺社仏閣を訪れて境内で深呼吸し、ゆっくりと手を合わせて、散歩する。そんな生活のほうが私の理想だ。

そんな生活をしたいだけなら何も起業したり成功者になったりする必要がないのでは?と、上記の特性を提唱する専門家たちは言うのだ。
しかし私は、地味で落ち着いた暮らしをするには雇用されて大人しく誰かに従っていればいい、折り合い付けて日々の暮らしを優先すればいい、というのはちょっと違う気がするのだ。

雇用される仕事とはことごとく縁のないHSS型HSP

実はHSS型HSPの適職の中には「フリーランス」が入っている。
これは、周りに合わせすぎてしまうことや単純作業、指示待ちがHSS型HSPには苦痛だからという背景がある。
しかしHSS型HSPの中にはフリーランスの不安定さが逆に苦痛となってしまいパラレルワーカーとしてフリーの仕事に雇用仕事を組み合わせている人も多くいる(現在の私だ)。

パラレルワーカーという働き方は、これからの時代にはむしろ推奨される働き方ではある。しかし、問題は「どこで、誰と、何をするか」なのである。

フリーランスの仕事が回っていないと焦って雇用の仕事を増やそうと動く。しかしそうやって動けば動くほど、世間が求めているスキルを自分が持っていないことを知り、少なからず落ち込んでしまうのだ。

どうしてもフリーがいい×人のためになる仕事は

いくつかの求人に応募して話をして感じたこと。それは
「応募した職場では自分が今迄やってきたことは活かせない」ということだった。
先方の「これはできますか」「あれはどこまでやりましたか」に対して、良い返答を全く返せない(聞いている相手がそもそも違うのかもしれないが)。

唯一、現場経験が多く資格のある鍼灸・あん摩マッサージ業界も、今は健康保険の取り扱いが厳しくなってきており、求人や条件が合わないものが多い(やはりまだフルタイムでは働けない自分の事情もあるため)。

自分はなんて中途半端な人間なんだろう。スキルもまともになければ、保守的な根無し草で敏感だからポテンシャルが低い。私のような人間がまともに生きていく術はもうないのではないか。

そんな風に思っていたちょうどそのときだった。

私の属性と経験に向いている仕事

私のような人間が、と書いたが、一方で「こんなもんじゃない」という気持ちもあった。
繊細な気質だったけれど苦手なことを繰り返して「克服した」と錯覚するくらいには頑張ったし、周囲から起業に向いている、やとわれっぽくないと言われるくらいには個人事業も頑張ってきた。
だから、今まで自分がやってきたことや特性は絶対にどこかで爆発的に誰かのためになる=お金になると思えてならないのである。

ただし、やり方とフィールドなのだ。
そこを間違えるとみにくいアヒルの子のように「底辺ランク」扱いとなる。自分がどのフィールドへ行けば特性を活かし活躍できるのか、人のために役立てるのか。

それを模索しているうちに立て続けに勧められた仕事がある。

「コピーライティング」だ。

ただ、今まで様々なことに手を出しては長続きせず別のことを始めるクセがある私だから、本当にここへ飛び込んでいいのかまだ迷いがある。
信頼しているライター仲間や業界関係者が勧めてくれているので、決して悪い話ではないと思うのだが。

HSS型の私にも、一歩踏み出せないことがあるらしい。

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