ユイさんが考える人類補完計画とは
こちらの文章はネタバレ含むものとなりますので、
未鑑賞の方は絶対に読まないようにお願いいたします。================================================================================================================================================
「人類補完計画になぜゲンドウさんは関われたのか」の最後にユイさんの人類補完計画があったかもしれないという考えまで至って思ったのですが、そのプランはどんなものだったのでしょうか。
冬月先生の研究室に、冬月先生、ユイさん、ゲンドウさん、マリさんが所属していて、人類補完計画に関わり始めた頃。
ユイさんはゼーレのシナリオの人類補完計画を遂行しつつ、最終的には別の人類補完計画を成し得ようとしていたのではないでしょうか。
ゼーレのシナリオでは、人類の個々の認識が無くなってしまいます。全てが一つになることは確かに嫌なことは起きないですが良いこともないです。
そこでユイさんは別プランを模索します。使徒が現れる以上、エヴァンゲリオンは必要です。
そしてエヴァンゲリオンには人間の意思が反映されなければなりません。でなければ儀式に人間は関わることがほぼ不可となります。なので、エヴァンゲリオンには人間が搭乗することとなります。
そして儀式に介入し、ゼーレのシナリオではなくユイさんのシナリオを上書きして儀式を行います。ユイさんが信じていたのは人間が幸せになろうとする力じゃないかと思います。
つまり、ユイさんのシナリオは今と変わらない未来の継続です。
幸せには人それぞれの形があるから、争いも生まれるけれど、それでも生きていれば必ず幸せな瞬間は来るものだから、やっぱり今と変わらない未来がずっと続きますように。というのが、ユイさんの願いなのではないかと思います。
ユイさんのシナリオは平凡な毎日が続きますようにという、ありきたりだけど誰しもが一度は思いそうだから、みんなの願いになっているそんなシナリオだったらいいなと思いました。