モンテ・クリスト伯感想 8
※ネタバレ含みます。
変装
イタリアなまりの司祭、白いベストを着たイギリス紳士、ダンテスは変装し慎重に情報を集める。
変装を見破る者は一人もいない。
検察官でさえ、かつて牢獄で出会った男に全く気づかない。
様々な事件で、見た目に騙されるというのはよくある話だ。
人は騙されやすい生き物で、視覚が一番利用される。
その原因は先入観だ。見た目で勝手に判断してしまう。見ているようで、見ていない。
ダンテスは刑務検察官の記録を調べ、ファリア司祭の推理の正しさを確認し、その証拠品を手に入れた。
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2,333字
モンテ・クリスト伯感想
570円
モンテ・クリスト伯の感想です。 1巻から7巻まで、感想と個人的な思索をまとめました。
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