「政策金利の行く末に揺らぐ株式市場」【週次分析】2024年8月第1週 日経平均株価・日経平均VI・S&P 500・VIX
8月第1週の日経平均株価は、前週に下回った38,000円を週初に回復したものの戻りは弱く、経済イベントに警戒して商いは低調でした。週を通して円高が進行し、水曜の日銀金融政策決定会合後の総裁会見後は円高と株価下落が加速しました。木曜までは38,000円を維持したものの、金曜は米国株の下落も影響して割り込み-5.81%の大幅下落となり、前週比-4.67%で終えました。
日経平均先物は現物に比べて-3.09%の34,800円で引けました。
日銀金融政策決定会合後の総裁の発言内容は前回までとの違いが多く、まるで人が変わったかのようでした。景気が過熱している状況ではなく、むしろ景気を冷やす悪影響を懸念する状況であれば、金融引き締めに拙速になる必要は全くないのですが。
経済政策がもたらした円安を金融政策に責任転嫁するような政治の経済音痴には唖然としてしまいます。
暗い将来への引き金を引いたことになっていないことを祈るばかりです。
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株価指数とボラティリティ指数の関係を表したチャートです。注目価格
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