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想う

   想う


着替えを終えてから、
駅の二階に着くと、

果物を食べられていたお婆さんが
「今行ったところだよ」と仰りました。

僕は、心だけひもで、
結ばれたような気持ちがしました。

それから幾日経っても連絡がない。
そのことで僕は、

何だか仕事に身が入らず、
お昼休みは、外でおにぎりを二つ食べ、

停泊している船を眺めていました。
そして手紙が届くと、

あなたのことを横柄だと思いました。
しかし文面を読むと、

律儀で謙虚で感謝に溢れていて、
僕は反省しました。手紙はほんの少し、

その町の香りがするようでした。
僕はまだ、ゆっくり帰ったり、

日がな一日
のんびりするようなことはせず、

あなたを想いながら働いています。

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あおいつくえ
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