選考委員
選考委員
空も海も青く澄み通っていたけれど、
僕は誰がなんて言おうが
拗ねていました。
部屋の鍵が光ると空を見て、
たった今買ってきた釘の箱を振り、
「先生先生」と言った。僕は以前、
その方の文章を写して、
不安や心配になると、
ポケットからその写した紙片を取り出し
「先生」と勝手に呼んでいました。
その方は僕を知らない。僕はその方が、
選考委員の内に、
作品を送りたいと思っている。
「わあー」
って言って頂きたいと思っている。
良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。