見晴らし
見晴らし
いつもより見晴らしの良い公園で
僕は大きく深呼吸をして
新鮮な空気を感じる
柿の木のある辺りに
蝶々が飛んでいる
雲の隙間から風が吹き鹿たちは遊ぶ
「古い時計だったのなら
もう少し長く遊んでいられたのになあ」
と鹿たちが思っているところに
釣り人がやって来て
「釣りというのは時間を忘れる
夕闇が近付いてきたら
魚を持ってそろそろ帰ろうとするんだ」
と言う。
「僕たちも
遊ぶことに夢中になっていると
あっという間に帰る時間になっている」
と鹿たちは言いました。
釣り人は
「うん」と微笑む。
良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。