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結婚式を挙げるか迷っている

昨年7月に婚約し、結婚式は挙げない方向で着地した。
式の準備をする友人の話を聞いたり、SNSで広告を目にする度に、挙げたい理由と挙げたくない理由が拮抗する結婚3ヶ月目。現在の記録。


■挙げたい理由

・夫のお母さんが望んでくれた

結婚の挨拶で夫の実家に行った時、夫のお母さんが「結婚式をしてほしい」と言ってくれて嬉しかった。
実母から反対を受けた後に会った時は「二人に任せるよ」と言ってくれて、ホッとした気持ちもあった。

また別の日に夫の実家へ行った時、亡くなったお父さんのお仲間が、夫の結婚を大変喜んでいること、結婚式も楽しみにしていることを知った。

式を強く望む気持ちがなくても、私たちの結婚式を楽しみにしてくれる人がいることに対して嬉しく感じたのは、心のどこかに結婚式をしたい私がいたからだと思う。

叶わないことだけど、夫のお父さんにも夫の晴れ姿を見てほしいと思った。

・感謝を伝える場を作りたい

子どもの頃から、自分が結婚式を挙げることに対して否定的な気持ちでいた。それがここ数年、自己肯定し始めてからは、感謝を伝える場として結婚式っていいなと考え始めていた。

IWAIのコンセプトがまさにそれで、ゲストが主役の形にしたい。

ただ、参列してくださる方は時間もお金も使うことになるので、純粋に感謝を伝える場として結婚式が正しいのか分からない気持ちもある。

・結婚したから挙げてみたい

大切な人がいて、その人たちが自分たちのために同じ時間・同じ空間に一度に集まってくれるって、そんな機会はお葬式と結婚式以外にないと思う。

ありがたいことに結婚の機会に恵まれたので、きっと二度とないこのチャンスを使わせていただきたい気持ちもある。

■挙げたくない理由

・実母が望んでいない

望まれていなかった。
挙式費用がもったいないので、旅行やウェディングフォトにお金を使った方が良いと。

この願望が分不相応であることは分かっている。
新婦の親が望まないなら、やる必要はないかもしれないと思う。

・準備が面倒

以前結婚式を具体的に考えた時、招待する人や範囲を考えて面倒になり、そもそもの時点で行き詰まり挫折した。
今思うと、この時プロに相談して良かったのかも。

・ゲストの労力

時間を捻出し、身なりを整えて、ご祝儀を用意して、指定の場所に足を運ぶ。私的なイベントのために時間とお金と手間をかけてもらうことに対して、正直申し訳なく感じる。

私の結婚を知った友人たち(主に男性)は式を挙げないことに対して心から共感しているように見えて、結婚式というイベント自体、本音で肯定する人は少ないのかもしれないと思った。

・誓いたくない

わかりやすく”結婚式”と書いているけど、本当にやりたいのは大切な人を招いての食事会。
仰々しい衣装に身を包み、永遠を誓うことに抵抗がある。

・多額の費用がかかる

その日だけのために数百万円かける価値があるのかな、という気持ち。
前述の実母の意見にも共感するから、重く心に残っているのだと思う。

■結局どうする

物欲も旅行欲もさほどない私が、結婚式には何故か執着している。
私のために叶えてあげたい気もする。

考えてみると、結婚式を強制されるでもなく、絶対に挙げられない事情もなく、どちらでも良くて悩めるって幸せなことだ。

大晦日、夫に「やっぱり結婚式したいかも」って伝えた。

それでも腰が重く、今日やっと、ウエディングフェアと相談カウンターを1件ずつ予約した。やりたいことのために動き出したはずなのに、心は全く弾まない。この事象はなんだろう。

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■追記

・結婚式色々

新郎新婦が1から作った結婚式。
この記事を読んだ友人が教えてくれた。橋から差し込む光をバージンロードに見立てるアイデアが素敵。人前式とか、会費制とか、家族だけとか、いろんな形があるよね。

この投稿に対して、Facebookでは自身の結婚式をコメントする方が続いた。
結婚式の関心は女性の方が高いイメージでいたら、そのコメント欄は男性の方が多い。結婚式の例は求めていなかったけど、求められなくても共有したくなるということは、皆様式を挙げて良かったのだろうなと捉えた。

・3万円の価値

お祝いでいただいた、ホットプレートを囲みながら思った。
3万円あるとホットプレートが買えるし、美味しいコーヒー豆も沢山買える。日常生活の満足度は、3万円の投資でがグンと上がる。それ以上の価値を参列者に提供できるのかと考えると、自信がない。

・思い出す本

中学生の頃、ブスの瞳に恋してるという本を読んだ。

そこに「結婚式は挙げた方が良い」という教訓が書かれていたのが印象に残ってる。なぜかというと、法事やお葬式で結婚相手を家族に紹介することになる可能性があるから。

大島美幸さん・鈴木おさむさんご夫妻は結婚式を挙げなかったため、お祝いに相応しくない場で「結婚おめでとう」の言葉をいただくことになり、非常に気まずかったらしい。

今の私にとって、このエピソードは判断材料にならないんだけど、なんでこんなにずっと覚えてるのか不思議。

・その後

葛藤の末、大好きなIWAI OMOTESANDOで契約し、結婚式を挙げた。
やって良かった。自分の気持ちを尊重できたことが良かった。


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