堕天使となった日
傷ついたあなたを、わたしは救うことが出来なかった。
わたしにとって、あなたが全てだったのに、あの日世界は崩壊した。
わたしの中にあるあなたが消えたあの日から、わたしの創世は変わった。
今は何万回目だろう。
ふと、足元で足掻く人間達を見つめる。
わたしの言葉ひとつで消えてしまうこの世界を、必死に生きている。
創世神への祈りと貢物を捧げ、そして笑う子ども達と、愛を育む者達。
わたしも、あの場所で、あなたと一緒に生きていたかった。
でもそれは叶わぬ願い。冥界にいるあなたを連れ戻すには、もう一度あれを封印しなければいけない。
もう一度、わたしにできるだろうか。またあの剣を振るうのか。
あなたの居ないこの世界で、わたしは何を支えにして人を守るの?
いっそのこと、この世界を壊してしまおうか。
あなたの綺麗な白い羽が黒へと変わったように、わたしの心も黒へと染まる。
いつもわたしの色は白いと喜んでくれたあなたを裏切ることになってしまった。
わたしは、あなたを冥界へ堕とした天使を赦さない。
あなたの罪を、共に被ろう。
わたしが命をかけて愛するひとを産み出すことで。
あなたの魂を感じることで、わたしは生きていける。
大好きなあなたの魂の傀儡と共に。
そうね、あなたにも名前をあてないといけない。
もうあなたの本当の名前も忘れてしまった。
それでも、魂は冥界と繋がっている。だからあなたが何度生まれ変わっても、わたしはあなたを絶対に探し出す。
例え、この身が壊れたとしても。
なんのはなしですか?( ´・ω・`)ウーン
久しぶりに真面目に書いたダークネス笑に、なんのはなしですかと叫んでみる🍐
相棒からの連絡がなくて寂しいわたしの気持ちをキャラが代弁する。(え?)
これで、いいのだ。