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【#2】個人事業設計の基本的な考え方
個人事業を成功させるためには、計画的に事業設計を行うことが不可欠です。今回は、私が考える 個人事業設計の基本的なフレームワーク についてお話しします。
1. 目標利益と労働時間の設定
個人事業の設計では、 目標利益と投入できる労働時間を明確に定めること が重要です。私の場合、以下の条件で事業を設計します。
労働時間:1日10時間 × 20日/月 = 200時間/月
目標利益:50万円/月
この条件をベースに、総労働時間が200時間以内であり、利益が50万円以上となるような事業モデル を構築することを目指します。
2. 複数の事業を組み合わせる
1つの事業で大きな利益を得るためには、以下の2つの条件のいずれかを満たす必要があります。
高付加価値の商品・サービスで、高単価を設定する
低付加価値の商品・サービスで、多数の顧客数を獲得する
しかし、事業の経験のない一般の人が 高付加価値の商品を作ることや、大量の顧客を獲得することは難しい のが現実です。そこで、 「事業経験のない普通の人でも提供できる程度の付加価値の商品・サービス」 を 「普通の人でもリーチできる顧客数に届ける」 事業を複数運営し、合計で目標利益を達成することを目指します。
3. 資産型の事業を目指す
個人事業の特性上、投入できる労働時間には限りがある ため、次の点を意識します。
1.労働集約型ビジネスを避け、資産型ビジネスを目指す。
労働時間を増やさないと利益が増えない事業(労働集約型の事業)は避けます。これは労働時間の上限に達すると、利益が頭打ちになり、長期的に伸びにくい為です。時給ベースの仕事 や 低単価の請負仕事 などが該当します。
一度作ったものが継続的に収益を生む事業(資産型ビジネス)を目指します。プログラムなどのデジタル商品の販売、noteなどのコンテンツ販売、YouTubeなどの広告収益 などが該当します。
2.高収益な労働集約型ビジネスができるであれば取り入れる
基本的には労働集約型の事業は避けますが、労働集約型でも高付加価値・高収益であれば、短時間で十分な利益を確保できるので、時間的余裕を持ちながら事業を運営することが可能 です。高収益の労働集約型の事業ができるのであれば、時間の制約を考慮した上で取り入れます。専門的なコンサルティング業務 などが該当します。
4. 事業設計のプロセス
個人事業を設計する際には、 目標利益を達成する為に、投入できる労働時間の制約の中で、複数事業の組合せのバランスを意識することが重要です。 そのため、以下のステップで事業設計を進めます。
1️⃣ 投入できる労働時間と目標利益を決める
労働時間:1日10時間 × 20日/月 = 200時間/月
目標利益:50万円/月
2️⃣ 事業ネタを複数考える
1つの事業だけで目標収益を達成するのは難しいため、複数の収益源を組み合わせて事業を構築 します。「労働時間に依存しない事業」 を中心にしつつ、必要に応じて 高収益な労働集約型の事業 を補助的に取り入れます。
3️⃣ 各事業の目標利益・顧客数・単価・労働時間を設定する
各事業について、 目標利益と想定する顧客数、単価、労働時間を設定します。事業ごとの目標利益と労働時間を集計し、合計が目標値を達成するように調整 します。
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これは、実際に事業を進めていく中で変化する内容です。しかし、事業の全体設計を持ち、計画的に取り組むことが重要 です。見通しを立てることで、戦略の修正がしやすくなり、成功確率を高めることができます。
5. まとめ
個人事業を設計する際に大切なのは、「限られた労働時間の中で目標利益をどうやって達成するか」 という視点だと思います。私には、1つの事業で目標利益を達成するだけの専門性がないので、複数の事業を組み合わせ、労働時間の増加に依存しない収益体制を作ること を目指します。
6. このマガジンについて
このマガジンでは、ゼロから個人事業に取り組む過程を公開 します。ビジネスモデルと収益化方法、実際の収益などできる限りの情報を公開して共有します。個人事業に取り組む方のヒントとなるマガジンを目指します。
同じく個人事業を志す仲間と一緒に頑張れる環境を作れたら嬉しいです。
🆙毎週土曜日に更新します!お楽しみに!