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R35物語『いやっ……お師匠さま……お稽古場で、そんな……おやめください……』(4,046文字)
「いやっ! なにをなさるのですっ! お師匠さまっ!」
「お千代さん……あなたの舞には、女の艶やかさがない……」
初老の男は、舞っている若い女の背後から近づくと、女の体を引き寄せた。
女の手から扇子が落ちる。
男は女の後ろから着物の胸の両縁を掴みと、左右に引き開いた。
胸の前が緩み、広がる。
隙間のできた胸元から手を差し込んだ。
女の胸の膨らみが掴まれ、まさぐられる。
「お師匠さま! なにをっ!」
「それは、あなたは、本当の女の形を、まだ知らないからです……」
豊かな肉量を持った乳房のその頂点を見つけ、そこを指の又に挟み、乱暴に揉みしだく。
弾力に富んだ若い肉塊が、節くれだった男の指によって大きく変形する。
「いやっ……お師匠さま……お稽古場で、そんな……おやめください……」
男の片方の手が、女の帯を器用に解いていくく。
帯は螺旋を描き、女の足下に落ちた。
「これは、今のあなたにとって、大事な稽古ですよ」
「お師匠さま! お許しをっ!」
前の合わせ目が広がる。
男の手が、はだけた白い襦袢(じゅばん)の隙間から股の間に忍び込む。
男の指先が、柔らかな茂みに潜り込み、そこをしっかりと覆う。
「はっ……そこは……お師匠さま……いけません……ああっ……いやっ……」
女は、男の指先から逃れるように、腰を引き、脚を閉じ、身をよじる。
「男を知らぬ身体ではないようですが、あまり良い男に巡り会わなかったとみえます……あなたの日頃の所作を見れば、それがわかります……」
男の中指が折り曲げられ、的確に、女の草叢の中に隠れた小さな肉芽を見つける。
そこを円を描くように押し回す。
「ああっ! いやっ! お師匠さまっ! そこはっ! ああっ!」
指先の速さが増すにしたがって、女の膝が徐々に崩れ始めた。
畳に膝をつく。
男の体重が浴びせられ、女の身体が仰向けに横たわる。
男の顔が、女の肩を回り、胸のふくらみに寄せられる。
男の口がそのふくらみの先の、つんと伸びた乳首を含む。
口の中で舌と上あごでしごく。
「ああっ! いやっ! あああっ!」
女の身体が男の腕の中で反る。
「そう……まだあなたの身体は本当の男の手にかかったことがないのです……ですから、本当の女になっていない……ひいてはそれが舞の動きにも出てしまう……いや、出て来ないのです。これではあなたを私の弟子として、皆の前で披露させるわけにはいきません……」
その間もずっと女の突起をこねていた指先が、今度はその下の柔らかい肉の合わせ目に滑り入り込んでいく。
「本当の女の形を知りなさい……」
指先はぬめりに助けられ、女の中へと入り込んだ。
一度細い溝を上下すると、割れ目は指の幅に開きめくれる。
女の構造を十分理解しているかのような指は、そこから折り曲げられ、女の上部を押し擦る。
「はあぁっ! お師匠さまっ! そこは、ああっ!」
そのざらざらとした内部の肉の起伏を、中指で擦り上げながら、親指が繁みの中の肉の突起を回す。
まるで女の身体を挟んで、二つの指が同じ動きをしているかのようだった。
「さあ、あなたの本当の女を呼び起こすのです!」
男の指の動きが強さと速さを増す。
「いやっ! だめっ! い、い、くっ……いやあぁっー!」
女の身体がびくん、びくんと断続的に震える。
男の指が止まり、女からゆっくりと抜かれる。
女は荒い息のまま横たわったままだった。
男は立ち上がると、帯を解き、自ら着物の前を開き、肩から落とした。
中肉中背、初老だが、たるみのない身体。
しかし、その股間からは、身体に不釣り合いなほど隆々と伸びた太い幹あった。
女の目がそれを捉え、大きく見開かれる。
次の瞬間、顔を背ける。
その男のものは、男とて見た者を唖然とさせる太さと長さを持っていた。
「本当の女を呼び起こすには、本当の男を知らなければなりません……」
「お師匠さま、それだけは堪忍してください。わたくしには……わたくしには、心に決めたお人がいるのです」
男は仰向けに退こうとする女の膝頭を捕まえ、外側に押し開いた。
「女を成長させない男とつき合うのはおやめなさい……一度この稽古をつけたら、これからあなたも男を選ぶことでしょう……」
「そ、そんな、お師匠さま……」
男は、口を開きかけた女の割れ目に、根元より更に太い丸々とした先端をあてがった。
しかしそれは、女の肉の合わせ目のより大分大きく見えた。
先端が女の狭い溝を縦にすべる。
溝が小さなひだを内側に巻き込みながら男の太さに広がっていく。
「はああっ! お師匠様ーっ! それだけはーっ!」
先端が女の中にゆっくり埋没した。
続いて、太い幹の部分が押し入っていゆく。
「はうっ! ああっー!」
女の顎が上がる。
女の小さい入り口は、男の大きさに無理やり押し広げられ、じりじりとその棍棒を思わせるものを呑み込んで行った。
先端が女の中の肉の抵抗に遭う。
男は一度退き、再度進む。
「見なさい……」
男が女の両足首を掴み持ち上げる。
女の腰が浮き、結合部が女の目前に来た。
男の目が、女に男との繋がり部分を見るよう促す。
「これが女の“しな”なのです。男の“剛”を跳ね返すのではない、受け流すのでもない……受け入れ、内包して……」
男から突き出た鋼のような幹が、女の脚の中央から小刻みに出たり入ったりを繰り返し、その全長が徐々にと女の中に入っていった。
「そして、最後はすべて自分のものにするのです……」
男が最後に真下に一突きすると、太い幹が根元まで埋め込まれ、男と女の陰毛同士が交りあった。
「いやあぁっー!」
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