官能ショートショート「仲の良い姉と弟」


姉:「入るわよ」

弟:「な、なんだよ急に、部屋に入るときはノックしてよっ!」

姉:「あ、今、なに隠した?」

弟:「な、なんでもないよ、あっちいっててよ」

姉:「見せなさい!」

弟:「ああっ、だめだよぅ!」

姉:「なに、これ? これ、あんたの?」

弟:「そ、そうだよ、べ、別にいいでしょ? 返してよ!」

姉:「へえー、あんたもこんなものに興味を持つ年頃になったんだ?」

弟:「友達も持ってるんだから、いいじゃん、別に……」

姉:「しょうがないか……男の子だもんね……じゃあね、そんなに興味があるんならね……お姉ちゃんの見せてあげるわ♡」

弟:「え、お姉ちゃんの?」

姉:「そうよ、特別よ。でも誰にも言っちゃだめだからね。お姉ちゃんだって恥ずかしいんだから……」

弟:「うん、わかった……」

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姉:「ほら、見て、お姉ちゃんの……」

弟:「こ、これがお姉ちゃんの? す、すごい……」

姉:「びっくりした? ほかの人はの知らないけど、お姉ちゃんのはこうなってるの」

弟:「触っていい?」

姉:「いいわよ、でも、そーっとね」

弟:「うん……(ゴクリッ)」

姉:「そう、ここ見て、ここは、お姉ちゃんにとっては大事なところなのよ」

弟:「すごいや、お姉ちゃんの……ここ、こんな色なんだ……」

姉:「あ、だめよ、そんなに乱暴にいじっちゃ」

弟:「あ、ごめん……でも、こんなの初めて見た!」

姉:「知らなかったでしょ? お姉ちゃんがこんなだなんて……嫌いになった?」

弟:「うんん、そんなことないよ……お姉ちゃん、すごいよ……お姉ちゃん、今度ぼくに教えて!」

姉:「ふふっ♡ まだ、あんたには早いかなあ?」

弟:「子ども扱いしないでよ! ぼくにだってできるよっ!」

姉:「わかった、わかったわよ。でも学校のみんなに言っちゃだめだからね。お姉ちゃんがこんなことしてるって」

弟:「うん、誰にも言わないよ。お姉ちゃんが、ガンプラ作りの名人だって!」


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