自己紹介~おばあちゃんになっても販売員でいたい〜
「服が好きだから、服に関わる仕事がしたい」
アパレル販売の採用面接では99%の人が言う。
数年後。
「好きな服は趣味でいい。私に販売は向いてないからやめたい」
アパレル業界に入って15年の間に何十回も退職希望のスタッフから聞いてきた言葉。
私は確信しています。
向いていないんじゃないんです。販売の仕事のやりがい・楽しさにまだ気づけてないだけ。
アパレル販売の仕事は
・華やかに見えるけど想像以上に体力勝負
・個人予算があり、売上をとるプレッシャーからはさけられない
・夜遅くまで働いて生活リズムが整いにくい
・土日出勤で友人とも予定を合わせずらい
・結婚、出産後長く続けることへのハードルがある
ネガティブなことをあげたらキリがないです。
志望動機の「服が好き」だけでは続けられる仕事ではありません。
でも、
それ以上の楽しさややりがいもとても大きく、奥深く・難しいけど人として成長させてくれる仕事なんです。
多くの販売員は本当の販売のやりがいや楽しさを感じる前にやめていってしまいます。
「服が好き」→「好きな服を通じて1人でも多くのお客様に喜んでもらいた」
こんな風に好きの形を変えられる販売員が1人でも増えればと思っています。
はじめまして、あおいと申します。
販売員→店長→販売トレーナー→エリアマネージャーとさまざまな職種に携わってきました。現在、2児の母をしながらエリアマネージャーとして全国あらゆる地域の販売員と関わり、たくさんの悩める販売員とお会いしてしきました。
そして同時に今も店頭に立つ現役販売員でもあります。
今まで、
販売員として全国1位の個人売上を獲得
販売トレーナーとして毎年ロールプレイング大会で多数の受賞者輩出
エリアマネージャーとして不振店舗の回復
をしてきました。
経歴だけを並べると初めからうまくいっているように感じるかもしれません。決してそんなことはありません。
私は人に無関心で、1人でいるのが好きなタイプ。(今も1人時間は大好きです)
口数も少なく決して販売員に向いているわけではありません。
人への関心が薄い私はお客様に興味をもつという意味が全くわかりませんでした。「とにかく売らなきゃ!!」という焦りから”買ってくれそうな人”を見つけて、とりあえず1点早く買っていただくということしか考えられなかったのです。
顧客様の対応は時間がかかって疲れそうだから作りたくないとさえ思っていました
。お恥ずかしいですが、今思えば昔の私は”お客様=お金”としか思えてなかったんだと思います。
もちろんそんな接客では売上も伸びず、アパレルはじめて1年間顧客様も全くできませんでした。
でも今では、
「売るってたのしい」
「おばあちゃんになっても販売員でいたい」
そんな想いで働いています。
この15年間で社内・社外問わずさまざまな方から、販売のやりがい(仕事の面白さ)を教わってきました。その経験の中で学んだことを少しづつお伝えできればと思っています。
15年前と今では、私たち販売員がおかれている環境が激しいスピードで変化しています。「売る」がことが以前よりもはるかに難しくなってきています。
だからこそ、
販売員のための相談室のような存在になりたい。
現役販売員だからこそわかる今の現場で起きているリアルな悩みや問題を少しでも解決させるヒントになりたいと思っています
こんな方にぜひ読んでもらいたいと思っています。
*服が好きでアパレルに入ったけど販売は向いている気がしない
*毎日売れるかどうかのプレッシャーを感じてしんどい
*自分に会いにきてくれる顧客様ができない
※販売の指導や育成の仕方がわからない
*このまま販売員を続けていっていいのか迷っている
また、アパレル事例が多く出ますが、販売に携わる小売業・サービス業の方にも当てはまります。
販売員の皆さん自身が、自分の仕事に誇りをもち、「売るってたのしい」って心から思えることを願っています。