古事記の神話 #005(藤沢 衛彦)
五 諸神降誕
(伊邪那岐、伊邪那美の二神は)はや既に国を生んでしまはれたので、更に、神々を生み給うた。(即ち数多の国々島々を生んで、立派に夫れをお固めになつたので、次には、海や、陸や、山川草木を司る神々を、一々お生み遊ばすことゝなつた)
さて、その生れた神は、
先づ大事忍男神であつた。
次に石土毘古神が生まれ、
次に石巣比売神が生まれ、
次に大戸日別神が生まれ、
次に天之吹男神が生まれ、
次に大屋毘古神が生まれ、
次に風木津別之忍男神が生まれ、
次に海の神で、御名を大綿津見神と申上げる神が生まれ、
次に水戸の神で、御名を速秋津日子神と申し上げる神が生まれ、
次に女神の速秋津比売神が生まれた
(大事忍男神から速秋津比売神まで併せて十柱の神がある)
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