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古事記の神話 #008(藤沢 衛彦)

八 木神・山神・野神・草神

 風の神志那都比古神を生みたまうた次に、木の神で、御名を久能智神と申しあげる神を生みたまひ、

 次に、山の神で、御名を大山津見神と申上げる神を生み給ひ、

 次に野の神で、御名を鹿屋野比売祖(又、草祖に坐ます故、草野比売神と申す)と申上げる神を生み給うた。此神はまたの名を野椎神と申上げる。(志那都比古神から野椎神まで併せて四柱の神がある)

 此大山津見神と野椎神との二神が、山と神とを受け持ちて生み給うた神は、

 天之狭土神

 国之狭土神

 天之狭霧神

 国之狭霧神

 天之闇戸神

 国之闇戸神

 大戸惑子神

 大戸惑女神

である。(天之狭土神から大戸惑女神まで併せて八柱の神がある)

 次に生み給うた神の御名は、

 鳥之石楠船神、またの名は天之鳥船と申しあげる。

 (次に又、大宜都比売神を生み給ふた)

#009 へ続く(👈リンクあり)

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